新潟県の農業を支えるブルボンとウォーターセルの提携
東京に次いで農業関連企業が盛んな新潟県。ここで、農業情報プラットフォームを提供するウォーターセル株式会社と、有名なお菓子メーカーである株式会社ブルボンが資本提携を結びました。この提携は、2024年10月11日に発表され、農業を取り巻く厳しい状況を打破し、新たな未来を切り開くための重要な一歩となるでしょう。
提携の背景
日本の農業は、少子高齢化や生産人口の減少といった深刻な課題に直面しています。また、農地の集約や大規模化、次世代へのノウハウの継承、経営状況の可視化、さらには環境負荷の低減など、取り組まなければならない問題が山積しています。そこで、ウォーターセルは営農情報をデータ化し、共有するプラットフォーム「アグリノート」を通じて、これらの課題に立ち向かっています。
アグリノートは、すでに26,000組織以上で利用されており、農作業や圃場の管理、情報のチーム内共有をサポートしています。特にオープンプラットフォーム戦略を採用しているため、様々な農業関連企業との連携が進んでいます。これにより、生産者に対する利便性が高まり、情報の価値も増しているのです。
ブルボンとの連携
ブルボンは、アグリノートの高い評価と成長性に注目し、ウォーターセルとの提携を決定。提携の目的は明確です。アグリノートを活用したデータを基にした商品の付加価値化、マーケティング戦略の進化、そして原料供給の安定化などが含まれます。これらの具体的な協業内容についても、両社は共同で検討を進めていくことにしています。
先進的な取り組み
この提携は、農業の未来を見据えた先進的な取り組みと言えるでしょう。ブルボンの豊かなノウハウに、ウォーターセルの最新技術とデータが組み合わさることで、農業界全体が新たな価値を創造できる可能性が広がります。今後の展開が大いに期待されます。
企業情報
株式会社ブルボン
新潟県柏崎市駅前1丁目3番1号
代表取締役社長:吉田康
設立:1924年11月
事業内容:菓子、飲料、食品の開発・製造・販売等
公式サイト
ウォーターセル株式会社
新潟県新潟市中央区笹口2-13-11 笹口I・Hビル
代表取締役社長:渡辺拓也
設立:2011年7月
事業内容:
- - 農業情報プラットフォーム、営農支援アプリ「アグリノート」の開発・運営。
- - 営農情報集約ツール「アグリノートマネージャー」の開発・運営。
- - オンライン米取引仲介サービス「アグリノート米市場」の開発・運営。
ウォーターセル公式サイト
アグリノート公式サイト
この新たな資本提携が新潟県だけでなく、日本全体の農業を支える力となり、持続可能な未来を築いていくことを期待しています。