CEATEC 2024に出展するフジクラの最新技術
2024年10月、千葉県幕張メッセで行われるCEATEC 2024に、株式会社フジクラが「“つなぐ”テクノロジー™で、高度デジタル化社会とカーボンニュートラルを実現」というテーマで出展します。この展示会では、フジクラの最新技術や製品が紹介され、どのように社会課題を解決し、産業の変革に寄与するかが明らかにされます。
展示内容の紹介
フジクラのブースでは、以下の注目製品が展示されます。
SWR®/WTC®
この製品は、光ファイバの高密度実装を可能にし、伝送容量を大幅に増加させることができます。また、細径化と空気圧送特性を改善したことで、細い管路にでも布設可能となりました。これにより、環境負荷の低減も実現しています。
マルチコアファイバ(MCF)光ケーブル
こちらの光ケーブルは、1本の光ファイバで複数の役割を果たします。特に、SWR®/WTC®との組み合わせにより、さらなる超高密度化と伝送容量の増大が実現可能です。展示会では、4コアファイバと、32コアファイバも展示し、その高密度化の成果をご覧いただけます。
60GHz帯ミリ波通信モジュール
この通信モジュールは、日本国内では免許不要の60GHz帯を使用しており、高速で大容量かつ超低遅延の伝送が可能です。会場では、建設現場での機械の遠隔操縦を模したデモンストレーションを行い、実際にその速さを体感していただく機会を設けています。
データセンタ向け高性能ヒートパイプ
高性能ヒートパイプは、作動溶液の気液相変化によって、CPUから効率よく熱を除去します。展示会では、大発熱に対応できる性能を持つヒートパイプが紹介されます。
車載光ハーネス
車両内の通信を10ギガビット/sを超える高速大容量の光通信に切り替え、電磁ノイズの影響を受けない特性が、車両の軽量化に貢献します。
ピエゾセンサ付き立体配線タッチスイッチ
印刷で形成した配線は、材料のムダを抑え、さらには後加工によって複雑な形状にも対応できる柔軟性があります。新しい配線技術の可能性を示しましょう。
高温超電導線材
この技術は、薄い超電導層に極めて大きな電流を流すことができ、特にCO2を発生しない核融合発電の実現に向けた鍵となるでしょう。展示会では、その特有のマイスナー効果を体験できる浮上デモも行います。
液冷急速充電ケーブルコネクタ
CHAdeMO2.0に準じた高出力の急速充電が可能で、クリーンエネルギーとの組み合わせにより、CO2排出ゼロのモビリティ社会の実現に寄与します。重量比較を行うデモも予定されています。
レンズ調心時間を短縮したAI技術
深層強化学習とSim2Real技術の応用により、高難易度なレンズ調心の効率を向上させ、製造の革新とものづくり力の強化に寄与します。
展示会情報
- - 日時: 2024年10月15日(金)12:00~17:00、10月16日(水)~ 18日(金)10:00~17:00
- - 場所: 幕張メッセHALL4General Exhibitsエリア(フジクラブース:4H190)
- - CEATEC 2024の公式サイト: CEATEC 2024
また、2024年10月号の「Fujikura News」では、今回の展示内容を特集した特別号も発行されています。詳細な情報については、
こちらのリンクからもご覧いただけます。
フジクラのブースで、未来の技術に触れてみませんか?皆様のご来場をお待ちしております。