海洋研究開発機構がエン・ジャパンと共に行う新たな採用プロジェクトについて

海洋研究開発機構とエン・ジャパンの協力

2025年2月、海洋研究開発機構（JAMSTEC）は、エン・ジャパン株式会社と連携し、「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」を実施しました。このプロジェクトにより、海洋研究を通じた社会貢献を目指す「対外戦略担当」を2名採用することが決定しました。

日本での海洋研究は、科学的な理解を深めるだけでなく、社会的な課題解決にも寄与する重要な役割を担っています。JAMSTECの人事部は、今回の募集に対して多くの関心を寄せられたことに感謝の言葉を述べています。採用過程では、専門知識だけでなく、課題解決能力やチームとの協力姿勢も重視し、入構者には新たな可能性を開く存在としての活躍が期待されています。

新たな入構者たちの履歴

採用された田中花奈氏は、自然科学の修士号を持つ研究者であり、以前は日系メーカーにてOTC医薬品の研究開発に従事していました。その後、外資系コンサルティングファームでの豊富な経験を経て、JAMSTECの対外戦略課に参画し、研究成果の事業化を担当しています。彼女は、自然科学の魅力に魅了され続けてきたと語り、知識を社会に実装することに情熱を注いでいます。

もう一人の入構者は、地域金融機関での長年の経験を持つ経歴を持ち、より意義のある職場での挑戦を求めてJAMSTECに転職しました。この方は、海洋資源の重要性を理解し、研究活動を通じて新たな価値を見出すことに強い意欲を持っています。選考過程で、JAMSTECの研究者たちが社会的な要請にどう応えているかを実感したことが印象的だったと述べています。

ソーシャルインパクト採用プロジェクトの意義

エン・ジャパンが全社を挙げて支援する「ソーシャルインパクト採用プロジェクト」は、社会的なインパクトが特に大きい人材の採用を目的としています。現在課題に向けた人材の流動性を高め、優れた人材を必要とする団体に結びつける取り組みが進められています。このプロジェクトでは、中央省庁や自治体、NGOなど、様々な団体の幹部候補の採用を支援しています。

JAMSTECは、社会課題の解決を通じて成果を上げていくことに力を入れています。今後の進展に注目が集まる中、注目のYouTubeチャンネル『Impactors』では、プロジェクトに参加する入職者たちの活躍を紹介しています。これからの取組みに対する期待が高まります。