NEC X、ウェラブルデバイスを用いた遠隔モニタリングソリューションを提供するGPx社に出資
NEC Xは、慢性疾患患者の遠隔モニタリングソリューションを提供するGPx社に出資することを発表しました。GPx社が提供するソリューション「CardioID」は、スマートウォッチやスマートスケールなどのデバイスから心拍、歩数、音声、体重などのデータを収集し、独自のアルゴリズム「Bloodless Blood Tests」で分析することで、患者の状態をリアルタイムでモニタリングします。
従来のモニタリング方法では、体内植込型デバイスや血液検査が必要で、患者への負担が大きかったですが、「CardioID」は、これらの負担を軽減し、より手軽にモニタリングできる点が特徴です。さらに、早期予測の精度も高く、医療従事者は適切なタイミングで医療介入を行うことが可能になります。
NEC Xは、この投資を通じて、GPx社の技術革新を支援するとともに、NECの技術を活用したアルゴリズムの改善・精度向上にも貢献していく予定です。また、心不全予測以外の新たな領域での応用も期待されています。
NECグループは、デジタル技術を活用することで、医療・ヘルスケアの課題解決や新たな価値提供を行い、人々が活き活きと暮らすことができる健康長寿社会の実現を目指しています。GPx社の「CardioID」は、その実現に向けた重要な一歩となるでしょう。
GPx社について
GPx社は、米国マサチューセッツ州に本社を置く、慢性疾患患者のための遠隔モニタリングソリューションを提供する企業です。同社は、独自のアルゴリズムとウェアラブルデバイスを活用することで、患者が自宅にいながらでも健康状態を管理できる環境を提供しています。
NEC Xについて
NEC Xは、NECグループのベンチャー投資部門です。同部門は、イノベーションを推進し、新たなビジネスモデルを生み出すことを目的として設立されました。NEC Xは、GPx社への出資を通じて、医療分野における技術革新を加速させ、社会課題の解決に貢献していきます。
まとめ
NEC XのGPx社への出資は、医療分野におけるデジタル技術活用の一例です。今後、NEC Xは、さまざまな企業との連携を通じて、社会課題の解決に貢献していくことが期待されます。