2025年1月度テレビCM放送回数ランキング概要とトレンド分析

SMN株式会社（本社：東京都品川区）が発表した2025年1月度テレビCM放送回数ランキングは、全国の地上波およびBS放送でのCM放送状況を浮き彫りにしました。調査は2025年1月1日から31日までの間に行われ、25局の地上波と6局のBS放送から得られたデータを基にしています。

商品別ランキング

今回のランキングでは、生活に密着した商品やサービスが多数目立ち、特にリクルートホールディングスによる「スーモ」や「リクナビNEXT」が上位に登場しました。また、通信教育の「ユーキャン」や医薬品ブランドの「キャベジンコーワ」および「ザ・ガードコーワ整腸錠α３+」も常連として存在感を示しました。これにより、人材・求人関連や医薬品業界のCMが引き続き強い影響を持っていることが伺えます。

一方、新たな顔ぶれとして「ニデック」や「アマゾンジャパンのAudible」、さらに「ZOZO SALE」などのCMがランキングに登場しました。これらの企業は、さまざまなライフスタイルを提案することで、視聴者の興味を引くことに成功しています。

エリア別ランキング

エリア別では特に注目すべき動向が見られました。東京地区では「ACジャパン」の放送が増加し、社会貢献につながるCMが目立ちました。大阪地区においては、「ユー・エス・ジェイのユニバーサル・スタジオ・ジャパン」がトップに立ち、地域に根ざしたブランドの力を証明しています。また、名古屋では「Uber Eats Japan」が1位を獲得し、地元の人々に支持されていることがわかりました。

福岡地区ではリクルートホールディングスのCMが上位に位置し、特に就職関連のCMが多く放映されたことが特徴です。これにより、地域ごとに異なるCMの傾向が鮮明になってきました。

調査方法と結果

SMNの調査に用いられた方法は、動画認識エンジンを活用した自動認識システムによるもので、放送履歴情報に基づいて正確に集計が行われました。調査により、放映開始時間から終了時間、テレビ局、スポンサー名、ブランド名、さらには製品名や出演者情報まで様々なデータが収集されています。このような詳細なメタデータをもとに、マーケティング戦略やCM効果の分析が可能となっています。

SMN株式会社について

2000年に設立されたSMN株式会社は、ソニーグループの技術を活かしてマーケティングテクノロジー事業を展開しており、ビッグデータ処理と人工知能テクノロジーの融合により、顧客のマーケティング課題を解決することを目指しています。現在、DSP「Logicad」やAIプラットフォーム「VALIS-Cockpit」、TV視聴データを活用した広告配信サービス「TVBridge」などを提供しており、ますます進化を続けています。

本調査に関する詳細やCM放送履歴情報についての問い合わせは、[email protected]までお願いいたします。