JALが新たな宇宙商業ミッションに挑戦
日本航空(JAL)は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が提供する国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」を活用した新しい商業ミッションを発表しました。このプロジェクトは、航空会社として世界初の一般消費者参加型の宇宙ミッションであり、今後の宇宙輸送の可能性を広げるものです。
ミッションの概要
本ミッションでは、JALが「JAL STAR PASSPORT」事業に基づいて作成した「JAL ASTRO PASSPORT」を宇宙へ打ち上げます。この特別なパスポートには、抽選で選ばれた300名のお名前が印刷され、宇宙に旅立ちます。2025年から2026年にかけて行われるこのミッションの運用期間中、パスポートには「きぼう」内で特別なスタンプが押印される予定です。
具体的には、ISSに到着した後、宇宙空間で浮遊する「JAL ASTRO PASSPORT」の様子を、ISSの窓越しに撮影することも計画されています。これにより、参加者は宇宙での体験をより身近に感じることができるのです。
「安全・安心な空の移動」の経験を活かす
JALは70年以上にわたり航空輸送の安全性や安心感を提供してきた実績があります。この豊富な経験を武器に、宇宙輸送の分野でも持続可能なサービスを提供することを目指しています。「航空と同じ世界を、宇宙に」というビジョンのもと、定期的な宇宙の人流や物流の確立に挑戦したいと考えています。
宇宙を身近に感じる新たな試み
このミッションは、宇宙をより多くの人々に身近に感じてもらうための試みでもあります。宇宙へ行くことが特別な体験ではなく、利用できるものとして広がることを期待しています。
また、JALが提供する「JAL STAR PASSPORT」には、宇宙飛行士のように宇宙を感じられる特典が数多く含まれており、さらなる関心を集めています。運用期間の詳細が変更になる可能性もありますが、宇宙に関わる新たなサービスが現実になる日が近づいてきていることは間違いありません。
参加の流れと今後の予定
- - 実施期間: 2025年10月~2026年2月(変更の可能性あり)
- - 当選者は、特別なスタンプが押されたページを郵送またはデータとして受け取ることができます。
詳しい情報は、JALの公式WEBサイトにて確認できます(https://www.jal.co.jp/jp/ja/other/starpassport/)。今後の展開に注目です!