アドバンテックとネットワークコーポレーションが協働しクラウドソリューションを提供

アドバンテック株式会社とネットワークコーポレーション(NWC)は、Microsoft Azureをベースとした新たなクラウドソリューションの提供に向けた協業を発表しました。この協力により、ビルディングオートメーション(BA)やファクトリーオートメーション(FA)を含むオートメーション分野のクラウド導入が進むことが期待されています。

デジタル変革の加速



アドバンテックは、産業用コンピュータの領域で世界的なシェアを持つ企業であり、特にスマートシティとIoTソリューションの分野において先進の取組みを行っています。日本法人の社長であるマイク小池氏は、インダストリー4.0に向けた投資の必要性を強調し、NWCとの協業は新しい市場の開拓において重要なステップであると語っています。彼は、WebAccessとMicrosoft Azureを組み合わせることで、より効率的なFA/BAの管理が可能になると期待しています。

一方、NWCの代表取締役である馬越伸太郎氏も、工場やビルの一元管理の重要性を強調しました。彼は、初期投資とメンテナンスコストの削減が従来から課題であったことが背景にあり、今回の協業により新たな方法でこれらの課題に応えることができると述べています。特に、クラウド導入に際してのセキュリティ面の不安もMicrosoft Azureを利用することで解消されると期待されており、導入が進むことで広く産業界に新しい風を吹き込むことができるでしょう。

協業の背景



NWCとアドバンテックは2015年に「WebAccess+IoTソリューションアライアンス」を結成し、以来、ビルディングオートメーションを中心にしたソリューション提供に努めてきました。今回の協業はその進化形であり、市場ニーズに応じた迅速な対応が期待されます。アドバンテックは、クラウドソリューションパートナーとしての役割を果たし、具体的なニーズに応じた構成やハードウェア提供にあたります。

アドバンテックの概要



1983年に設立されたアドバンテックは、台湾を拠点に産業用コンピュータとオートメーション市場で高品質な製品を展開しています。現在、世界23カ国95都市に拠点を持ち、さまざまな分野での製品とソリューションを提供しています。沙企の成長を目指して、最近ではインテルやマイクロソフトとのパートナーシップを強化し、IoT市場にも積極的にアプローチを行っています。

NWCの取り組み



NWCは1995年の設立以来、FA(ファクトリーオートメーション)分野で先駆的な役割を果たしてきました。特に、超大型ビルの自動制御に関する豊富な実績を誇り、競争力のあるオープンシステムを提供しています。国際的な視野を持ち、中国、カナダ、フィリピンなどに開発拠点を持つ同社は、世界にインパクトを与える製品を高コストパフォーマンスで提供しています。

最後に



アドバンテックとNWCの新たな協業は、クラウドを用いた産業向けソリューションの拡充を目指すものであり、特に日本におけるインダストリー4.0の実現に向けた重要なステップです。この取り組みが、多くの企業や施設にも好影響をもたらすことを期待しています。

会社情報

会社名
アドバンテック株式会社
住所
東京都台東区浅草6-16-3
電話番号
03-6802-1021

トピックス(IT)

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