手話のまち2025
2025-10-02 15:42:52

東京で味わう手話文化の真髄──国際ろう芸術祭2025開催

手話文化の新たな舞台「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」



2025年11月6日から9日まで、東京で開催される「手話のまち 東京国際ろう芸術祭2025」。このイベントは、世界中から集まった映画、演劇、展示など、全48プログラムを通じてろう文化の魅力を広めることを目的としています。主催する一般社団法人日本ろう芸術協会は、この国際的な舞台を通じて、聴者とろう者・難聴者の交流を促進し、新たな文化の創造を目指しています。

多彩なプログラムが集結



この芸術祭には、15カ国以上の作品が参加する予定で、特に注目されるのが映画部門。監督であるアリソン・オダニエルによる作品『チューバ泥棒』は、ろう者と難聴者にとっての「音」を追求した新しい視点を提示し、日本初上映が待たれます。また、国内外からの14本の短編映画もコンペティション部門で上映され、訪れる人々に新たな感動をもたらします。

演劇・パフォーマンス部門では、演出家小野寺修二のノンバーバル演劇『100年の眠り』をはじめ、デンマークのTeater5005による『オン・ザ・エッジ』、イギリスの南村千里の『マーク・オブ・ウーマン』など、多様な作品が揃います。特にフリンジ部門においては、台湾の大可創藝が手掛ける『フィール・トゥゲザー 百合』といった高い評価を得ているアーティストが参加することにも期待が寄せられています。さらに、即興力と表現力を競う国際的な手話バトル大会も開催され、観客はろう文化の色彩豊かさを直接体感することができます。

高円寺の街とともに



今年は特に記念すべき年である2025年、デフリンピックが日本で初めて開催されることを受けて、手話やろう文化の理解が広がる絶好の機会となります。芸術祭では、高円寺の街を舞台にした「手話のカードラリー」も企画されています。商店街での買い物を通じて、手話のイラストや動画付きオリジナルカードを集めるこのプロジェクトは、参加者に楽しさと学びの両方を提供します。

このカードラリーは、10月15日から11月30日までの期間に行われ、参加者は12店舗でのお買い物でオリジナルカードを手に入れることができます。すべてのカードを集めると、特製クリアファイルのプレゼントも!

笑顔と交流の場



本芸術祭は、訪れる人々にとって新しい発見の場となるはずです。手話を学んだり、体験したりすることで、ろう文化に対する理解が深まり、さらには聴者とろう者・難聴者の相互理解を促進します。また、自由に参加できるサテライト企画も用意されており、誰もが気軽にろう文化に触れられる環境が整っています。

総合ディレクターの牧原依里さんは「数々の文化と新しい出会いが待っています。皆さんと一緒にこの祭りを盛り上げていけたら嬉しいです!」と語ります。2025年11月、手話のまちで新たな文化体験を通じて、誰もが一緒に笑顔で楽しめる時間を過ごしましょう。イベントの詳細やチケット情報はこちらで確認できます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

会社情報

会社名
一般社団法人日本ろう芸術協会
住所
東京都台東区谷中3-24-1野口ビル1-A「5005」
電話番号
080-7959-1031

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。