東急ステイ京都阪井座、伝統とモダンが融合した新しい空間で極上体験を提供
2024年11月22日、東急ステイ京都阪井座(京都市中京区)がロビーラウンジをリニューアルオープンしました。今回のリニューアルでは、歴史ある土地柄を活かし、伝統文化と現代的なデザインが見事に融合した、新しい空間が誕生しました。
歌舞伎舞台を彷彿とさせる、格調高い空間
リニューアルされたロビーラウンジは、かつてこの場所に存在した芝居小屋「阪井座」と、松竹創業の地としての歴史を踏まえ、歌舞伎舞台をモチーフにしたデザインとなっています。特に目を引くのは、松のモチーフがあしらわれた生地で表現された「松羽目(まつばめ)」のアート。老松を描いた荘厳な装飾は、訪れる人を圧倒的な雰囲気で迎え入れます。
館内には、季節ごとに歌舞伎俳優の舞台衣裳を展示するほか、歌舞伎関連グッズの販売や南座の番付(プログラム)の展示も行われています。これらの演出は、歴史と伝統を重んじる姿勢を示すとともに、宿泊客に忘れられない体験を提供することを目指しています。
京都の銘酒「キンシ正宗」と多彩なおちょこで至福のひととき
リニューアルされたラウンジでは、京都の老舗酒造「キンシ正宗」が厳選した日本酒を提供しています。240年以上の歴史を持つキンシ正宗の日本酒は、外国人観光客にも高い人気を誇ります。
お客様は、様々なデザインのおちょこの中からお好みのものを選び、厳選された日本酒を味わうことができます。お好みの杯でいただく日本酒は、京都の旅の始まりを彩る、特別なひとときとなるでしょう。
東急リゾーツ&ステイの京都へのこだわり
東急リゾーツ&ステイ株式会社は、京都市内に5つのホテルを展開しており、それぞれが個性豊かな魅力を持っています。今回リニューアルされた東急ステイ京都阪井座に加え、「nol kyoto sanjo」(元キンシ正宗の販売所を改修したホテル)、「東急ステイ京都三条烏丸-はなれ-」でもキンシ正宗の日本酒を提供しています。これら3つのホテルは、京都の伝統と文化を大切に、上質な滞在を提供することに力を入れています。
東急ステイの今後の展開
東急ステイは、全国主要都市への出店拡大を積極的に進めています。洗濯乾燥機、電子レンジ、ミニキッチン(一部タイプ)などを備えた客室は、長期滞在にも対応できる快適な空間を提供します。インバウンド需要の高まりや国内旅行の多様化に対応し、ビジネスホテルの枠を超えた、新たな宿泊体験の提供を目指しています。2026年5月には中国エリアへの初進出として「東急ステイ広島」の開業も予定されています。
まとめ
東急ステイ京都阪井座のリニューアルは、単なる施設の改修にとどまりません。歴史と伝統を尊重しながら、現代的なデザインとサービスを融合させた、新しいホテル体験を提供する試みです。歌舞伎文化に触れ、京都の銘酒を味わうことができるこのホテルは、忘れられない京都滞在を約束してくれるでしょう。