英国海軍と海上自衛隊がカレーで結ぶ友好の絆
2025年9月5日、駐日英国大使館は、英国空母打撃群の東京寄港を記念してコラボレーション動画「日英友好セイラーズカレー」を公開しました。この動画では、英国海軍の空母「MSプリンス・オブ・ウェールズ」と、海上自衛隊の護衛艦「いずも」の給養員がそれぞれのカレーを作る様子が描かれ、日本と英国の長い歴史的な繋がりを再確認させるものになっています。
19世紀からの背景
カレーは19世紀前半に英国海軍を通じて日本に伝わったとされ、現在では日本の国民食として親しまれています。この動画は、その発祥を振り返るとともに、両国の人々の絆を深めるための試みです。日本のカレーが英国からの影響を受けていることを理解すると、文化交流の大切さを再認識できます。
レシピの共有と意見交換
動画では、英国海軍が調理したのはチキン・ティカ・マサラとオニオンバージー。これに対し、護衛艦「いずも」の給養員は日本風のチキンカレーを作りました。料理中、両国の給養員たちは使用する食材の違いや調理方法について熱心に話し合います。料理を通じた自然な交流は、友好関係を象徴する瞬間となりました。
例えば、英国海軍の給養員は、日本の給養員が肉を先にローストするスタイルに感心したそうです。そのような互いの特徴を知り合うことは、軍同士の大切な経験となります。
魅力的なコラボレーション
このプロジェクトは、英国空母打撃群の東京寄港に合わせた広報活動の一環として、日英人々のつながりを発信するものです。動画は駐日英国大使館の公式YouTubeチャンネルとSNSで公開され、幅広い視聴者に向けて発信されています。動画を見て、視聴者は仲間との絆や異文化交流の楽しさを感じることができます。
給養員からのメッセージ
海上自衛隊護衛艦「いずも」の給養員長、佐藤秀樹1等海曹は「自国の料理を共有することで、新たな学びがあり、遠い国同士でも海という結びつきがあることを強く感じました」と語りました。両国の距離を超えて同じ海にいる船乗り同士としての共感がここにあります。
動画の見どころ
カレーの調理過程だけでなく、給養員たちの友情や信頼の形成が見逃せません。視聴者は、料理を通じたコミュニケーションの面白さや、戦士としての誇りを感じることができるでしょう。
まとめ
この「日英友好セイラーズカレー」企画は、単なる料理動画を超えて、異なる文化と国の人々がどのようにして絆を深めるかを示す素晴らしい例です。料理がもたらす交流の力を実感できる、感動的な作品です。興味のある方は、
こちらのリンクから動画をご覧ください。