規格外イチゴ販売開始!食品ロス削減に向けたSDGsの取り組み
日本のイチゴ農家では、年間を通して多くのイチゴが廃棄されています。その量は、なんと1日に50kgにも及ぶという現実があります。株式会社Japan Fruitsは、約800件の企業へのイチゴ卸売を通してこの問題に直面し、持続可能な農業を目指した取り組みを始めました。
廃棄されるイチゴの多くは、ケーキの飾り付けなどには不向きな小さなサイズのもの。見た目こそ小さいものの、味や鮮度は通常のイチゴと変わりません。しかし、これまでコスト面から廃棄せざるを得ない状況でした。イチゴの栽培には、1日に66.7リットルの灯油と167kgのCO2排出が伴います。廃棄は、食品ロスだけでなく、これらのエネルギーの無駄使いにも繋がっているのです。
この問題を解決すべく、Japan Fruitsは規格外イチゴの販売を開始しました。1箱約100粒入りで、価格は時期によって1500円~2200円。夏場は暑さの影響で規格外の割合が高くなるため、安定供給は難しい課題です。しかし、同社は「収穫したイチゴは全て届ける」「ロスを出さない」というビジョンを掲げ、生産者と共に持続可能な事業構築を目指しています。
規格外イチゴの販売は、単なる商品販売にとどまりません。それは、食品ロス削減、CO2排出量削減、そして持続可能な農業への貢献という、SDGsに沿った取り組みです。Japan Fruitsは、この取り組みを通して、社会貢献と事業継続の両立を図ろうとしています。
同社は、この取り組みへの賛同を呼びかけ、企業や飲食店からの問い合わせを歓迎しています。食品ロスやCO2削減に課題を持つ企業にとって、Japan Fruitsの取り組みは、新たなビジネスモデル、そして社会貢献の機会となるでしょう。
規格外イチゴの概要
内容量:1箱約100粒
価格:1500円~2200円(時期により変動)
送料:地域により変動
お問い合わせ
飲食店、企業様:株式会社Japan Fruits カスタマー担当 古川優子(お問い合わせフォームあり)
* 取材に関するお問い合わせ:株式会社Japan Fruits 広報担当 栗林祥吾 (
[email protected])
Japan Fruitsの取り組みは、単なるイチゴの販売を超え、持続可能な社会への貢献という大きな一歩です。この取り組みが、日本の農業、そしてSDGs達成に大きく貢献することを期待しています。