新しい歩みを開始した『浜名湖エデンの園』
2023年4月28日、浜名湖エデンの園は耐震対策のための大型建替工事を終え、施設を新たに生まれ変わらせました。この介護付有料老人ホームは、全国でも類を見ない規模のプロジェクトとして、今後のエデンの施設運営においても大きな意味を持つと期待されています。
聖隷福祉事業団の理事長、山本敏博氏は「この度の建替えは、全国の有料老人ホームでも前例のない大規模なもので、経験と技術を駆使して入居者にとって素晴らしい『我が家』となるよう取り組んでいく」と語り、その思いを強調しました。
施設の概要
新しくオープンする新1号館と新2号館は、以下のような特徴を持っています。
- - 敷地面積: 17,176.67㎡、全て事業主体が所有。
- - 延床面積: 32,398.09㎡ 現在の増築を含めた面積。
- - 居室総数: 合計429室(個室372室、介護居室個室57室)。
- - 施工会社: 株式会社奥村組名古屋支店が担当し、事業費は6239百万円。
建物は鉄筋コンクリート造であり、新1号館は地下1階、地上6階建て、新2号館と増築4号館はともに地上6階および7階の構造です。
新設された施設の特長
新たに開設される施設では、利用者の安全と快適性がさらに強化されています。以下にその特筆すべきポイントをまとめます。
- - 耐震性: 建築基準法で求められる通常の1.5倍の耐震強度を確保。
- - 防災対策: 災害発生時でも食事を提供できるように、厨房機器には非常電源が備えられています。
- - 住環境の改善: 食堂、大浴場、玄関ロビーなどの共用部分がほぼすべて一新され、居心地の良い空間が創出されています。また、ビオトープ計画も進行中で、自然との共生も考慮されています。
食堂や展望台、多目的ホールといった施設内の主要なスペースも新しく設計され、入居者がより充実した生活を送ることができる環境が整っています。
まとめ
この度の『浜名湖エデンの園』の建替えは、入居者に安心して生活してもらうための大きな一歩です。業界の先駆者として、新しいモデルケースになることが期待されています。エデンの園はこれからも入居者とその家族のために、質の高い介護サービスを提供し続けることでしょう。