ウポポイが周南市でアイヌ文化に出会う特設コーナーを開催
公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営する「ウポポイ(民族共生象徴空間)」は、2025年10月7日から27日までの間、アイヌ文化と北海道への旅をテーマにした特設コーナーを山口県周南市の蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館で開催します。このイベントでは、書籍の紹介やアイヌ語に関するパネル展示が行われ、訪れる人々にアイヌ文化を身近に感じてもらう機会が提供されます。
開催の背景
この取り組みは、国土交通省北海道局が2024年に発表した「ウポポイ誘客促進戦略」に基づいています。ウポポイは、令和6年度から道外の高校向けにアイヌ文化に関連する書籍パッケージを半年間無料で貸し出す「UPOPOY LIBRARY」を始めます。令和7年度には、関東・近畿・中四国を中心に33校がこのサービスを利用予定です。この特設コーナーは、学校関係者だけでなく、幅広い世代の方々にアイヌ文化と接する機会を提供し、書籍を通じて文化を理解する手助けをすることを目指しています。
特設コーナーの特徴
特設コーナーには、以下のような魅力的なコンテンツが用意されています。
1.
アイヌ文化関連書籍の紹介
蔦屋書店のコンシェルジュとウポポイのスタッフが厳選した書籍が展示されます。受け継がれるアイヌ文化に焦点を当てたものや、北海道旅行を前提にした書籍、ウポポイを訪れる前に読んでおくと良い書籍などが含まれています。
2.
アイヌ文化のパネル展示
北海道白老町に位置するウポポイについて、パネルを通じて「アイヌ文化」がどういったものかを紹介し、訪問者がその豊かな自然環境での体験をシミュレーションできるような展示が行われます。
3.
アイヌ語クイズ
クイズ形式でアイヌ語を学ぶパネルも設置され、北海道に生息する動物のアイヌ語名を知ることができます。遊びながら学べる内容は、訪問者の興味と関心を引き寄せます。
開催概要
- - 開催期間: 2025年10月7日(火)~27日(月)
【21日間】
- - 営業時間: 8:00~22:00(店舗営業時間に準ずる)
- - 場所: 蔦屋書店 周南市立徳山駅前図書館
〒745-0034 山口県周南市御幸通2-28-2
この特設コーナーは、周南市の地域交流の場でもある「周南市徳山駅前賑わい交流施設」の一部として機能します。この施設は、「未来の私に出会う場所」というコンセプトのもと、多世代が交流し、学び合う空間です。新幹線の徳山駅に直結し、便利なアクセス環境も整っています。
まとめ
ウポポイが提供する特設コーナーは、アイヌ文化の理解を深める貴重な機会です。書籍を通じて知識を広げ、文化への理解を深めることで、北海道白老町やウポポイへの訪問を促進することが期待されています。期間中、是非とも足を運んで、アイヌ文化に触れてみてはいかがでしょうか。