銭湯文化を支える新たな担い手を育成する講座の紹介
最近、映画やドラマで銭湯が取り上げられることが増えており、それに伴って銭湯への関心も高まっています。特に若い世代にはサウナブームが影響し、銭湯の経営や運営に携わりたいと希望する人が増えています。しかし、家族経営が多い銭湯業界では、未経験者が新たに関わることはなかなかハードルが高いのが現実です。
それを受けて、東京都浴場組合は「銭湯の担い手養成講座」を開催します。この講座は、未経験の方々に銭湯での仕事の魅力を知ってもらい、実際の作業を通じて銭湯業界への就業を目指すものです。今回は、初めのステージである「ステージ1」の参加者を募集中です。
講座の概要
「銭湯の担い手養成講座」では、銭湯の日常業務を体験しながら、実践的な知識を身につけるカリキュラムが用意されています。特に「ステージ1」では、府中市にある「府中湯楽館 桜湯」を使用し、清掃や開店準備の実習が行われます。
会場の「府中湯楽館 桜湯」は、2020年にリニューアルオープンした魅力的な施設で、大正ロマンをコンセプトにしています。この講座を通じて、参加者は銭湯の運営に必要な基本的なスキルや知識を学ぶことができます。
ステージの進行
「銭湯の担い手養成講座」は、全3段階の構成になっており、現在募集しているのは「ステージ1」のみです。各ステージには参加条件があります。
- - ステージ1(2021年7-8月実施): 特に条件はなし
- - ステージ2(2022年2月実施予定): ステージ1参加者
- - ステージ3(2023年2月実施予定): ステージ1と2参加者
ステージ1の詳細
- - 実施日: 7月9日(金)、7月17日(土)、8月1日(日)のいずれか
- - 時間: 12時~15時(集合は11時30分)
- - 定員: 各回6名(抽選方式)
- - 持ち物: 濡れても良い服(Tシャツ、短パン)とタオル。素手・素足での清掃となるため、肌荒れが気になる方は保湿クリームを持参。
申し込み方法
申し込み期間は6月9日から6月23日まで。申し込み後、抽選結果は6月30日までにメールで通知されます。応募者には自動返信メールも届くため、迷惑メールボックスも確認してください。
講座への意気込み
興味を持っている方には、是非この機会に応募していただきたいです。「銭湯の担い手養成講座」は、新たな銭湯の担い手を育成する大切な取り組みです。将来的に銭湯で働いてみたいと考えている方が一歩を踏み出し、自分の夢を実現できる場になることを期待しています。
連絡先
東京都浴場組合「銭湯の担い手養成講座」係までご連絡ください。電話番号は03-5687-2641、メールアドレスは
[email protected]です。
この講座が多くの方々にとって、銭湯という文化を支える新たなステップとなることを願っています。