トラスコ中山が三条市に新物流センター「プラネット新潟」を建設決定

新潟県三条市に、トラスコ中山が新たに建設を予定している物流センター「プラネット新潟」の地鎮祭が先日無事に行われました。この新センターの開設は、30年にわたる既存の「HC東日本物流センター」に代わるもので、さらなる効率化とホームセンター向けのサービス向上を目指しています。

新物流センターの背景

現在の「HC東日本物流センター」は、ホームセンターへの売上拡大に伴い、在庫や出荷能力が限界に達しつつあります。そのため、効率的な作業環境を構築し、従来以上に多様な顧客ニーズに応えるため、新物流センターの設立が決定しました。「プラネット新潟」は、より高い物流能力を持つことで、ホームセンター向けの納品体制を強化し、顧客満足度の向上を図ります。

主な機能と役割

「プラネット新潟」にはいくつかの重要な機能があります。まず、ホームセンタールート向けの納品体制を強化するために、在庫保管能力と出荷能力の向上が図られます。これにより、各店舗の要望に応じた柔軟な納品が可能となり、欠品防止が実現します。

次に、ファクトリールート向けには、大物商品の出荷センターが設立されます。埼玉県にある「プラネット埼玉」と連携し、サイズや出荷頻度に応じて効率的な商品管理が行われます。合わせて、海外一括仕入れ商品をストックする機能も持ち、新潟港からのアクセスを活かして効率的な在庫管理が行われます。

さらに、新潟支店も「プラネット新潟」に移転し、地域のお客様に対し「最速」「最短」「最良」の納品を目指します。これにより、十分な在庫を確保し、迅速なサービス提供が可能となります。

「プラネット新潟」の詳細

新センターの所在地は、新潟県三条市福島新田にあります。敷地面積は約7,956坪、延床面積は約14,221坪となっており、東京ドーム一個分に相当します。建物は複合構造で免震設計が採用され、さらには消雪装置も装備され、雪に対する対応も万全です。

2024年8月に着工し、2026年2月の竣工を予定している「プラネット新潟」は、出荷開始を2026年6月に設定しています。ホームセンタールート向けとファクトリールート向けの両機能を持つこのセンターは、トラスコ中山のさらなる発展に貢献することでしょう。

地鎮祭の様子

地鎮祭には、トラスコ中山の社長と設計・施工を担当する鹿島建設株式会社の会長が出席し、滞りなく儀式が執り行われました。これにより、今後の建設作業が無事に進むことが期待されています。

「プラネット新潟」の建設が完了すれば、東日本全体での物流体制が大幅に改善されることでしょう。トラスコ中山は、この新センターを通じて、より良いサービスをお客様に提供し、さらなる業務拡大を目指しています。