業務用車両管理のデジタル化
株式会社アクティオは、東京都中央区日本橋に本社を置く総合建設機械レンタル会社です。2025年4月1日から、業務用車両の管理をデジタル化する新しいテレマティクスサービスを導入し、運用を開始することを発表しました。この取り組みは、約2,500台の業務用車両を使用しているアクティオが、管理業務にかかる負担を軽減し、業務効率化を図ることを目的としています。
従来、アクティオでは運転者が手作業で運転日報を作成し、アルコールチェックを記録するなど、煩雑な業務が続いていました。しかし、株式会社スマートバリューが提供するテレマティクスサービス「CiEMS Plus(シームスプラス)」を採用することで、これらの業務が一新されます。車両に専用の車載器を搭載し、社用携帯電話のアプリケーション「CiEMS Report(シームスレポート)」と組み合わせることで、日報作成やアルコールチェックの入力を自動化することが可能になります。
業務効率化とコンプライアンスの強化
テレマティクスサービスの導入により、運行情報をリアルタイムで取得できるようになり、管理者には速度違反等のアラートがリアルタイムで届きます。これにより、運転者に対して即座に指導ができる体制が整いました。また、運転スコアの自動集計機能が導入されており、個別の運転傾向に応じた安全運転教育が実施できるようになります。これにより、運転者のコンプライアンス意識も高まり、アルコールチェックの徹底や車両管理規定の遵守が促進されることが期待されています。
環境への配慮と経費削減
さらに、このテレマティクスサービスによって、CO2排出量の可視化とエコドライブの推進が実現され、環境への配慮も強化されます。車両稼働データに基づいて、適切な車両台数を見極めることが可能となり、無駄な経費の削減にもつながります。これにより、各拠点での車両配備が最適化され、効率的な運用が図れます。
アクティオは、今後もこのような最新のデジタル技術を活用して、社内のDX化を進めていく方針です。業務の効率化、安全対策の強化に加え、環境への配慮や経費削減を同時に実現することで、持続可能な事業運営を目指していきます。デジタル化の波に乗ったアクティオの取り組みは、同業他社にとっても注目される事例となりそうです。