三十三銀行とZenken、海外人材紹介で業務提携を発表
日本国内では少子高齢化が進行し、特に地方都市においては労働力不足が深刻な社会問題となっています。このような背景の中、Zenken株式会社と株式会社三十三銀行が、海外人材紹介サービスに関する業務提携契約を結ぶことが発表されました。この提携は、主に介護やIT分野における人材確保を目指した取り組みです。
提携の背景
地方都市では、製造業から建設業、情報通信業に至るまで、人材不足が企業の存続に大きな影響を与える状況です。三重県でも特に介護職やエンジニア職の人手が求められており、企業は労働力不足の解消に向けた効果的な手立てを模索しています。
Zenkenは「そこにない未来を創る」を企業理念に掲げ、国内の労働力不足に特に注目し、海外からの人材確保に力を入れています。
Zenkenの海外人材事業
Zenkenの海外人材セグメントは、主にインドのベンガルール地域の工科学校と連携を強化し、日本企業が求める技術者を効率的に紹介する仕組みを築いています。また、インド政府の技能開発機関との提携を通じて、海外人材の日本での適応を支援する取り組みも行っています。特にITや介護分野の人材紹介においては、日本で働く海外人材の導入から定着までをワンストップで提供しています。
三十三銀行の役割
一方、三十三銀行は三重県を中心に広範な店舗ネットワークを展開し、地域の企業に対して深いコンサルティングを行っています。これまでも外国人材採用に向けたセミナーやマッチング支援を積極的に進めてきました。今回の提携により、特にニーズが高まりつつある「海外介護人材」の領域において、共にサービスを拡充することで地域企業の人手不足を解決する期待が高まります。
提携内容の詳細
本提携では、以下のように両社の強みを生かしたサービスを展開します:
1.
海外エンジニア人材の紹介・定着支援
Zenkenはベンガルールにある54校の工科系大学と提携し、エンジニア分野のインド学生を日本企業に紹介します。教育支援も行い、彼らが日本でスムーズに就労できるようにサポートします。
2.
海外介護人材の紹介・定着支援
Zenkenは、NSDC Internationalやインドネシアの人材送出機関と協力し、介護分野に特化した人材紹介を行います。特定技能外国人への日本語教育や生活支援を通じて、彼らの定着を支援します。
今後の展望
本提携を通じて、Zenkenは三重県の多くの企業へアプローチが可能となり、三十三銀行のネットワークを活用することで、より質の高い人材マッチングが期待できます。地域企業の人材確保を支援することで、地域経済の発展にも寄与する狙いです。
また、両社は企業価値の向上に向けた取り組みを進めるとともに、地域の持続可能な成長に貢献していきたいとしています。
この業務提携は、地域の人手不足解消に向けた新しい道を切り開く一助となるでしょう。