近年、体のコリや痛みに悩む人が増加しています。本記事では、特に春の寒暖差が体に及ぼす影響と、それに対する対処法について探ります。理学療法士の山内義弘氏が実施した調査によれば、450名を対象にした結果、約7割の人々が日常的に何らかのコリや痛みを感じていることがわかりました。これらの痛みに対して、最も多くの人が試している対処法はストレッチで、次いで入浴や自分で揉むことなどが上げられました。
調査では具体的な症状を確認するために、肩や首、腰などの部位についても尋ねられました。その結果、コリを感じる最も多い部位は肩(44.4%)、続いて首(41.3%)、腰(32.4%)という結果になっています。また、コリや痛みの対処法を求める気持ちは強く、9割以上の人が「簡単に解消できたら良い」と回答しています。これは、特にデスクワークなどで同じ姿勢を続けることが多い現代人が、慢性的な体の不調に悩んでいる証拠ともいえるでしょう。
では、どうやってこれらのコリや痛みを軽減できるのでしょうか?山内氏は、特に自宅で簡単にできる方法を推奨しています。彼によると、絆創膏を特定の部分に貼るだけで、肩こりや首こり、さらには姿勢の改善が期待できるとのことです。この手法は、体の内外巻きの動きに基づいたもので、薬指に絆創膏を貼ることによって肩や首の緊張を和らげる効果があると言います。手のひらを自分の方に向け、薬指の先端に絆創膏を外巻きになるように貼るという方法で、右手と左手の両方に行うと、体がどんどん楽になるのを実感できるそうです。
このような簡単な方法でコリを解消できるなら、ぜひとも試してみる価値があります。ただし、絆創膏を貼っても普段の姿勢が悪ければ効果が薄れてしまうので、日常生活の中で少しずつ体を動かすことも大切です。30分以上同じ姿勢を続けないように心がけ、こまめにストレッチを取り入れることで効果的にコリを和らげていきましょう。
最後に、山内義弘氏は、体の不調を克服するための情報を発信し続けています。YouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺」では、具体的なエクササイズやセルフケアの方法が紹介されています。また、著書も多数執筆しており、その中でも春の健康管理に役立つ情報が満載です。これらを参考にしながら、自身の体調管理に役立てていきましょう。