朝のおしたくがスムーズに!
自閉症の子どもを育てる保護者の皆さんに朗報です。株式会社パステルコミュニケーションが新たにリリースした『自閉っ子がサクッと行動できるようになる絵カード~おしたく編~』は、朝の準備をスムーズにするための小冊子です。この作品は、言葉の遅れがある自閉症のお子さんのために設計されており、絵カードを使った効果的な支援方法を提供しています。
発達科学コミュニケーショントレーナーの東原あや氏が開発したこの小冊子では、視覚的情報が得意な自閉症の子どもたちが、言葉だけではなく絵を用いた指示で理解を深める方法を提案しています。特に言葉が遅れがり、コミュニケーションに課題を抱えるお子さんにとって、絵カードは非常に有効なツールとなります。
就学を控えたこの時期に
2学期後半に差し掛かる今、就学を控えた家庭は準備に立ち向かう時期です。子どもが新しい環境に入る際、身辺自立の練習が必要になります。特に朝は忙しさが増す中、効率的に行動できるようになるためのサポートが求められます。お母さん自身も朝の準備が時間とともに迫る中、焦りのあまり子どもに叱ってしまうことがあり、結果的に癇癪を引き起こす要因となることも少なくありません。
この小冊子は、朝のおしたくを入学までの習慣化に役立ちます。特に、絵カードを使用することで、保護者の方からの指示が目に見える形で伝わりやすくなるため、子どもたちはスムーズに行動できるようになるのです。さらに、お母さんがどのように声をかけるべきかも解説されているため、具体的なアプローチが理解しやすくなっています。
小冊子の内容
小冊子は、以下のような目次が設けられています:
1. 絵カードを活用したおしたくの進行
2. 言葉を育てることの重要性
3. おしたく自立へのプロセス
4. 絵カードとアクションチャートの組み合わせ
5. おしたく絵カードの具体例
また、絵カード付きのこの小冊子は、無料でダウンロード可能です。必要な方は、公式サイトからメールアドレスを登録し、受け取っていただけます。興味のある方は、ぜひ活用してみてください。
発達科学コミュニケーションと会社概要
発達科学コミュニケーションとは、臨床発達心理士としての経験を基に、脳科学や心理学に基づいた科学的アプローチで子どもの発達を促進するための方法論です。子ども特有の特性を理解し、良さを引き出す日常のコミュニケーション術を身につけることで、困難な行動を減少させ、意欲や能力を高めることが期待されます。
株式会社パステルコミュニケーションは、東京都豊島区に本社を構えており、「すべての子どもが健やかに育つ社会」を目指すために様々な活動を行っています。詳細は公式ウェブサイトでご覧いただけます。
この小冊子が、自閉症のお子さんを育てる家庭にとって、より良いコミュニケーションのきっかけとなることを願っています。