採用担当者の新たなバイブル
2024年9月25日、北野唯我氏の新著『「うちの会社にはいい人が来ない」と思ったら読む 採用の問題解決』がダイヤモンド社から発売されます。この本は、現代の企業が直面している採用の課題に対処するための具体的な手法を提供するものです。特に注目すべきは、企業の成功に直結する採用活動に対するアプローチです。
採用活動の重要性と課題
今日の採用環境は、求職者の価値観や経済情勢、情報化の進展によって大きく変わっています。企業はこれに対応するために、古い手法からの脱却が求められています。しかし、現実には多くの企業が10年前と変わらない方法を続けており、結果的に「若手が採用できない」「良い人材が集まらない」といった問題が多く見受けられます。
北野氏は、採用における根本的な悩みに焦点をあて、3000社以上、180万人のデータを利用した実証的なアプローチを提唱しています。この本では「採用の9か条」を解説し、採用活動を一つの科学として捉えています。データに基づいたマニュアルを提示し、多様な企業が抱える採用の課題を解決する手法を具体的に示しているのです。
本書の構成
本書は二部構成になっています。第1部では理論編となっており、採用の全体像や共通する法則、自社の採用課題を特定する方法についての章が続きます。第2部では、実践編として企業イメージの強化や採用現場の問題解決、新卒・中途採用の課題に対する具体的なアプローチが示されています。
特に、企業イメージが弱いことや、現場が目先の業務に追われる問題を取り上げ、それらを解決する方法論が提案されています。また、仲間集めをサイエンスとして捉え、成功するためのケーススタディを用いた解説も行っています。
北野唯我さんのプロフィール
北野唯我氏は、株式会社ワンキャリアの取締役執行役員CSOであり、採用に関する深い知見を持つ専門家です。兵庫県出身で、神戸大学を卒業後、新卒で博報堂に入社。その後留学を経て外資系コンサルティングファームで経験を積み、2016年にワンキャリアに参画しました。著書には、『転職の思考法』や『天才を殺す凡人』などがあり、累計部数は40万部を超えています。
また、ワンキャリアは、2021年に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、3000社以上の企業に対して採用支援を行ってきた実績があります。特に、東京大学や京都大学の学生から高い支持を得ている「ONE CAREER」というプラットフォームを運営しています。
まとめ
『「うちの会社にはいい人が来ない」と思ったら読む 採用の問題解決』は、採用に悩む企業にとって大きな手助けとなることでしょう。多様なケーススタディやデータを基にした具体的なアプローチにより、採用活動を根本から見直すきっかけを提供してくれます。この新たなバイブルを手にし、採用活動の成功を目指しましょう。