浜松市に新たな光の演出、エヴァンゲリオンが登場
静岡県浜松市にて、光学機器の製造・販売を行うパイフォトニクス株式会社の手により、静岡銀行浜松営業部本館のライトアップ演出が新たなバージョンへと進化しました。この取り組みは、浜松市が展開する「シン・ハママツ計画」の一環として実施され、2025年10月4日から2026年2月28日までの間、エヴァンゲリオンをテーマにした光の演出が行われます。
ライトアップの概要
今般のライトアップの実施期間は2025年10月4日(土)から2026年2月28日(土)まで。点灯時間は日没から深夜の24時まで、浜松市中央区田町に構える静岡銀行浜松営業部を会場とし、エヴァンゲリオン初号機をテーマにしたカラーリングとシャープな光線が特徴です。
昨年までのライトアップ
これまでのライトアップでは、2023年3月から大河ドラマの主演を応援する「紫色」の演出や、2024年の浜名湖花博に向けて「多彩な花と七色の光」をテーマにした幻想的な空間創出が行われてきました。これらは地域の文化を盛り上げるために多様な色彩で城を彩ってきました。
新しいライトアップはエヴァンゲリオン初号機をイメージし、浜松市の夜景に独特の彩りを加えることを目的としています。特に初号機のテーマカラーはその個性的なデザインを表現するのに最適です。
歴史ある建物の魅力
静岡銀行浜松営業部は1931年に建てられたギリシャ神殿風の美しい建築物で、2005年には浜松市の文化財に指定されるほどの歴史があります。今回のライトアップでは、建物の持つ独特な質感を際立たせるためのシャープなライティングが行われ、エヴァンゲリオンの精緻さを強調しています。
ホロライト・ラインを使用し、立体的な光が陰影を引き立て、非常に魅力的な光景を創出しています。リアルタイムで感じられる美しさが、地域の人々や観光客を惹きつけること間違いなしです。
環境に配慮した設計
驚くべきなのは、このライトアップが省エネルギーを意識した設計になっているという点です。光を必要とするエリアだけを正確に照明し、光害を抑える工夫がされており、消費電力はわずか300W程度。電気料金も非常に経済的で、ライトアップ期間中での総計は約6,000円と、環境への負担も軽減しています。
地域とのさらなる連携
本イベントは、浜松市が目指す「光によるまちづくり」の一環であり、地域文化や観光業、産業との新たな結びつきを模索する試みです。今後、パイフォトニクスは光を通じた地域振興や観光演出、安全照明などの事業を一層推進していく計画です。
今後の展開に期待が寄せられる浜松市の光の演出、ぜひその目で体感してみてはいかがでしょうか。