平屋とツリーハウス
2014-10-01 13:30:02

地域に根付いたまちづくり!平屋とツリーハウスの新しい挑戦

近年、平屋の住宅やツリーハウスを活用した地域づくりが注目を集めていますが、2014年度グッドデザイン賞を受賞した二つのプロジェクトがその代表例として評価を得ました。これらの取り組みは単なる住環境の整備に留まらず、地域社会や自然との調和を図った新しい形のライフスタイルを提案しています。

まず、平屋の街づくりプロジェクト「平屋の街をつくる。」は、借景を楽しむロケーションでの宅地開発を目指しています。このプロジェクトは、住まいの選択肢を広げると同時に、都市部にあった平屋のイメージを刷新し、利便性や快適性を兼ね備えた住宅を提供しています。

たとえば、この街の特徴は、各住戸が広い庭を持たずとも緑あふれる環境を享受できる点です。ゆったりとした街並みは、コミュニティの形成にも寄与し、住民同士のつながりを強化しています。また、1フロアでの生活空間は、家族間のコミュニケーションを促進する利点があり、高齢者や子育て世代にとっても住みやすい設計となっています。

プロジェクトの評価ポイントには、超高齢社会を視野に入れたバリアフリーの取り組みがあります。開発会社の独自手法により、借景を活かしながら平屋の住宅を増やすことに成功しました。このように、限られた敷地での利活用は、未来を見据えた新しいまちづくりのモデルケースとなっています。

次に、ツリーハウスを利用した森林保全活動「Tree House for Next Millenniumツリーハウスの街」もまた注目されています。このプロジェクトは、長野県にある「千年の森」を背景に、森の手入れを行うツリーハウスを増やすことを目的としています。この取り組みにより、訪れた人々に自然との共存を促しつつ、森の持続的な管理を実現するための仕組みが生まれました。

具体的には、住宅購入者がツリーハウスを利用することで、新規顧客もまた森に足を運ぶようになる設計です。4者(森林、開発会社、住宅購入者、訪問者)の利点を考えた結果、持続可能な森林の管理と地域コミュニティの強化が図られています。

これらの取り組みは、単なるデザインや住宅の販売促進にとどまらず、地域と自然の関係性を深めることに寄与しています。目指すのは、購入者や地域住民が共に自然と向き合い、共生できる未来です。少子高齢化や環境問題が叫ばれる中で、こうした持続可能なモデルが広がりを見せることは非常に意義のあることです。

最後に、これらのプロジェクトは、グッドデザインエキシビション2014(G展)においても幅広く紹介されることが予定されています。この受賞を機に、拓匠開発はさらなる地域貢献と環境保全への取り組みを推進し、より良い社会の実現を目指しています。平屋とツリーハウスが創り出す新しいライフスタイルは、私たちに未来への希望を与えてくれることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社拓匠開発
住所
千葉県千葉市中央区弁天2-20-20
電話番号
043-309-2011

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