新多要素認証「ARCACLAVIS NEXT V2.0」が登場
株式会社両備システムズが2024年8月22日に、多要素認証セキュリティ製品「ARCACLAVIS NEXT V2.0」をリリースしました。この新製品の最大の特徴は、スマートフォンを利用したワンタイムパスワード認証が追加されたことです。これにより、PCログイン時の認証手段が大幅に拡充され、利用者にとって使いやすい環境が整いました。
ARCACLAVISシリーズの背景
「ARCACLAVIS」シリーズは、1998年の販売開始以来、多要素認証を基にした本人確認の強化を進め、お客様のビジネス環境を守り続けています。公共機関や医療機関、金融機関など、機微な情報を扱う業界において、その堅牢なセキュリティ技術は非常に高い評価を受けています。
近年、情報セキュリティに対するガイドラインの強化が進んでおり、さまざまな業界団体によって多要素認証の使用が推奨されています。例えば、総務省や厚生労働省は、それぞれ自治体および医療機関向けにセキュリティポリシーを策定し、多要素認証の重要性を訴えています。
多要素認証の概要
多要素認証は、認証の3要素(知識、所有物、身体的特徴)を組み合わせて本人確認を行う仕組みです。これにより、一つの要素が破られた場合でも他の要素で保護することができます。今回の「ARCACLAVIS NEXT V2.0」に新たに加わったワンタイムパスワード認証は、特に身近なスマートフォンを活用することで、利用者の利便性を高めています。
ワンタイムパスワード認証の利点
新機能であるワンタイムパスワード認証は、スマートフォンのアプリを通じて生成される6桁の数字を使用し、認証を行います。この仕組みは、利用者が普段持ち歩いているスマートフォンを利用することで、認証のハードルを大きく下げています。つまり、生体認証に不安を感じる利用者にとっても、受け入れやすい選択肢となるのです。
さらに、この認証手段はスマートフォンの盗難時にも対応しており、リモートワイプ機能を使ってデータの安全を確保することができます。また、ICカードや顔認証が利用できない場合の緊急時の代替手段としても役立ちます。
お客様のビジネスを守る
両備システムズは、運用の柔軟性を大切にしながら「ARCACLAVISシリーズ」を提供します。多様な認証手段を組み合わせることで、確実な本人確認を実現し、安全で信頼性の高い業務環境を提供します。これにより、企業や公共団体が安心してデジタル環境を利用できるようサポートしています。
ARCACLAVIS NEXTの特長
- - 累計出荷ライセンス140万ライセンス、利用社数は1,000社を超え、継続利用率は98%という高評価を得ています。
- - オンプレミス環境だけでなく、LGWAN-ASPサービスでの提供も可能です。
- - 多要素認証を駆使し、ICカードや生体認証、ワンタイムパスワード認証を自由に組み合わせられます。
まとめ
「ARCACLAVIS NEXT V2.0」は、利用者にとっての自由度と利便性を兼ね備えた多要素認証システムです。今後も株式会社両備システムズは、情報セキュリティの最前線で、より安全な環境作りに貢献していくことでしょう。
会社情報
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