野波浩の幻想的な写真集『ECLIPSE』がクラウドファンディングに挑戦中

幻想的な写真界の探求者、野波浩

写真家・野波浩はその幻想的で耽美的な作品で知られ、ミュージカルや音楽アーティストからも深い支持を得ています。特に、劇団☆新感線や陰陽座、宝塚歌劇団などとのコラボレーションは彼の名声を高める要素となっています。今年、彼はクラウドファンディングを通じて新たな作品集『ECLIPSE』を発表することとなりました。

作品集『ECLIPSE』の魅力

この作品集は2007年から2022年の16年間にわたって築いてきた成果の集大成であり、128ページにわたって88点の写真が収められています。そのサイズはW245×310mmで、価格は5,500円（税込）となっています。『ECLIPSE』のタイトルが示す通り、明と暗との狭間で捉えたポートレート作品は、観る者に深い感動を与えます。

野波氏の作品に初めて触れた際、多くの人がその儚くも美しい世界観に心奪われることでしょう。彼は、光と影のコントラストを通じて、独特な心象を表現し続けています。フイルム時代の終焉からデジタルへの移行も経験し、その過程で彼の作品は進化してきました。

クラウドファンディングの現在の状況

このプロジェクトは、2023年3月10日から5月26日までの期間でキャンペーンが行われており、現在のところ目標金額500万円に対して約1,763,533円の支援を集めています。支援者の数はすでに120人を超え、より多くの観客に、この素晴らしい作品集が届くことを希望しています。

クラウドファンディングのページでは、全ページの内容を確認できるので、興味がある方はぜひ足を運んでみてください。

出版プロジェクトの背景

今回のプロジェクトを推進するのは、石井ひとみ氏です。彼女は宝田芸術学園を卒業後、演出部として舞台製作に関わってきました。2022年には「神月プロジェクト」を立ち上げ、オリジナルミュージカルの企画を手掛けています。石井氏は、野波氏の作品に支えられた過去の経験から「恩返し」をしたいと考え、この出版企画を進めています。

石井氏は、制作において高騰する資材費や資金不足という現代的な課題に直面し、クラウドファンディングを選びました。彼女の目標は、3000部の写真集を世に送り出し、個展を開催することです。クラウドファンディングでは、多くの人々からの支援が必要です。絶え間ない情熱と努力で、彼女の目指す目標に向けてみんなで力を合わせていきましょう。

コミュニティとビジネス支援

神戸には、ビジネス支援拠点である「エリンサーブ」があり、ここで石井氏の取り組みも支援されています。2005年に開設されたこの場所は、現在、神戸元町と加古川に拠点を持っています。エリンサーブは、企業の成長を促進することをモットーに、多くの起業家を育てています。彼らの支援のもと、写真集の発行に向けて共同で活動が進んでいます。