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モリサワ、TypeSquareに39書体追加！

2014年12月、株式会社モリサワは、自社のフォントサービス「TypeSquare」に39種類もの新書体を追加すると発表しました。

この大規模なアップデートには、2012年タイプデザインコンペティションで話題となった新書体「すずむし」をはじめ、凸版印刷株式会社、大日本印刷株式会社とのコラボレーションによる書体、UD（ユニバーサルデザイン）書体など、多様なデザインと用途をカバーする書体が含まれています。

注目の新書体「すずむし」

「すずむし」は、2012年タイプデザインコンペティション和文部門の明石賞を受賞、さらにファン投票でも1位を獲得した人気書体です。コロコロとした柔らかな仮名と、一見アンバランスながらも洗練された漢字の組み合わせが特徴で、可愛らしい印象を与えます。

企業コラボによる高品質書体

凸版印刷株式会社が所有する活字をベースにリデザインされた「凸版文久明朝」は、歴史と伝統を受け継ぎつつ、現代のデジタルデバイスでの可読性を高めた明朝体です。

一方、「秀英横太明朝」は大日本印刷株式会社が開発した書体で、既存の「秀英明朝」をベースに、横画を太くすることで視認性を向上させながら、上品さを保ったデザインが魅力です。

幅広いデザインに対応するラインナップ

今回のアップデートでは、映画字幕を思わせるレトロな「シネマレター」、手書き風の優しい「トーキング」、レトロモダンな「タカモダン」といったデザイン書体も追加されました。

さらに、江戸時代の図案文字を源流とする力強い筆書体「ひげ文字」、視認性に優れたUD新ゴシリーズのコンデンス版やハングル版、そしてタイプバンクフォントから宋朝体、楷書体、隷書体の3種類もラインナップに加わっています。

モリサワのフォントへの取り組み

モリサワは長年にわたり、高品質なフォントの開発と提供に尽力してきました。今回のTypeSquareへの大規模な書体追加は、ユーザーの多様なニーズに対応し、デザインの可能性をさらに広げるための取り組みと言えるでしょう。

まとめ

モリサワのTypeSquareへの39書体追加は、デザイン業界、出版業界、そしてデジタルコンテンツ制作に関わるすべての人にとって大きなニュースです。

個性豊かな新書体によって、デザインの幅がさらに広がり、より魅力的なコンテンツ制作が可能となるでしょう。「すずむし」をはじめとする注目書体をぜひお試しください。

これらの新書体は、2014年12月16日からTypeSquareで提供開始されました。

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