独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)は、6月28日付で齋藤尚良氏、笠原隆氏、西野和美氏の3名を監事に任命したと発表した。
齋藤氏は、地域振興整備公団入団後、ファンド事業部長などを歴任し、中小企業の資金調達支援に長年携わってきた。笠原氏は、明治安田生命保険相互会社で法務部門のトップを務め、企業法務の専門知識を有する。西野氏は、東京理科大学、一橋大学で経営学を研究し、中小企業の経営課題やイノベーションに関する豊富な知見を持つ。
中小機構は、中小企業の成長を支援する政策実施機関として、経営相談、資金調達、人材育成、販路開拓など幅広い事業を展開している。3名の監事は、それぞれの専門知識や経験を生かし、中小機構の事業運営や政策決定に貢献していくことが期待される。
監事就任者プロフィール
齋藤 尚良(さいとう なおよし)氏
平成2年4月:地域振興整備公団入団
令和4年7月:独立行政法人中小企業基盤整備機構ファンド事業部長
令和6年4月:独立行政法人中小企業基盤整備機構事業推進役(兼)ファンド事業部長
令和6年6月:独立行政法人中小企業基盤整備機構監事(就任)
笠原 隆(かさはら たかし)氏
昭和63年4月:明治生命保険相互会社入社
令和元年4月:明治安田生命保険相互会社秘書部事務局長
令和5年4月:明治安田生命保険相互会社法務部筆頭法務役
令和6年6月:独立行政法人中小企業基盤整備機構監事(就任)
西野 和美(にしの かずみ)氏
平成18年4月:東京理科大学大学院総合科学技術経営研究科准教授
平成29年4月:一橋大学大学院商学研究科准教授
令和4年4月:一橋大学大学院経営管理研究科教授
令和6年6月:独立行政法人中小企業基盤整備機構監事(就任)
中小機構の役割
中小機構は、中小企業の自律的な発展を支援し、地域経済の活性化に貢献することを目的とする。経営環境の変化に対応し、持続的な成長を目指す中小企業の経営課題解決に向け、資金調達、人材育成、販路開拓など様々な支援を提供している。
今回の監事就任により、中小機構の事業運営や政策決定がより一層強化され、中小企業の支援体制が充実していくことが期待される。