フォーデイズ株式会社が新たに物質特許を取得
フォーデイズ株式会社は、東京都中央区を本拠地とし、健康食品や化粧品を提供する企業です。このたび、同社は「末端リン酸除去トリヌクレオチドCCC」を含む4種類の化合物について、物質特許を取得したことを発表しました。この特許取得は、脳機能向上に関する新たな可能性を示唆しています。
特許内容の概要
特許番号7554420号として登録されたこの発明は、「神経幹細胞の増殖促進剤及びそれを用いた神経幹細胞の増殖促進方法」に関連しています。金沢大学の加藤将夫教授との共同研究を経て明らかになったこの発明は、海馬における神経幹細胞の増殖を促進する作用があることが知られています。この効果は、記憶、学習、認知機能といった脳機能の向上に寄与することが期待されています。
新しく取得した特許の物質
今回取得した物質特許に関連する具体的な化合物は以下の通りです:
- - 末端リン酸除去トリヌクレオチドCCC: シトシンを持つヌクレオチドが3つ結合した基本構造の中から、リン酸基が一部除去されたものです。
- - 末端リン酸除去オリゴヌクレオチドC6: トリヌクレオチドCCCが2つ連結した構造を持ちます。
- - 末端リン酸除去オリゴヌクレオチドC12: トリヌクレオチドCCCが4つ連結している化合物です。
- - トリヌクレオチドCsCsC: 末端リン酸除去トリヌクレオチドCCCに安定性を高めるためのホスホロチオエート基を付加して合成されています。
これらの物質は新規性が認められ、脳機能の維持や改善に向けた医薬品や食品への応用が期待されています。特許法上、物質特許とは新しく生成された化合物に対して付与される特許であり、製造方法が異なる場合でも同一物質に関しては同じ特許権が適用されます。これにより、フォーデイズの研究が広がり、さらなる可能性が探求されることになるでしょう。
フォーデイズの背景
フォーデイズ株式会社は1997年に設立され、主力製品としての核酸ドリンク「ナチュラル DNコラーゲン」を1999年に発売しました。以来、製品は9度の改良を重ね、現在ではネットワークビジネス業界で国内第4位に位置づけられています。
同社は「核酸」の健康に対する効果に注目し、健康食品と化粧品市場においてリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。今後もフォーデイズは、革新的な研究へと取り組み、核酸関連の新たな製品開発に力を注ぎ、健康と美を追求し続けることでしょう。
この特許取得は、脳機能に留まらず、様々な分野での応用も期待されており、フォーデイズの今後の展開がますます注目されます。