親子の新ライフスタイル
2012-07-26 15:00:01

親子の新しいライフスタイル「LIving Together Single」とは?同居率42%の魅力

近年、アラフォー独身者の親との同居が増加し、その実態を探る調査結果が発表されました。ファイナンシャル・プランナーである花輪陽子氏によると、このライフスタイルは双方に多くのメリットをもたらすため、今の時代に適した選択肢であるとされています。

総務省の国勢調査によると、結婚適齢期にあたる31歳の男性と28歳の女性の未婚率は全国的に上昇し続けています。特に東京都では男性の未婚率が61.3%、女性が64.0%に達し、他地域を大きく上回る結果となっています。これを裏付けるように、最近の調査では、30代から40代の独身者の42%が親と同居しているという結果が得られました。

この調査は株式会社タイムカレントによって行われ、484名の男女に回答を得ました。その結果、男性の39.1%、女性の45.5%が親と同居していることが判明しました。この事実は、結婚に依存しない新しいライフスタイルの広がりを示しています。

実際に親と同居することで得られる経済的メリットも多く、調査によると、同居中の独身者は毎月平均42,810円を親に入れていることが分かりました。この数字は、都市部での賃貸よりもはるかに経済的な選択であり、多くの場合、食費や生活雑貨のシェアが行われています。

食事の摂取頻度についても、62.2%が毎日実家で食事をとっていることが分かり、外食などに比べてかなりの経済的負担軽減が期待できます。また、家事に関しては男性が力仕事、女性が家事全般を担う傾向があり、協力し合いながら生活している様子がうかがえました。

親との同居は、経済的な保証だけでなく、精神的にも安定感をもたらします。親の健康を気遣いながら、また自身の趣味や仕事に集中できる環境が整うことで、双方にとって非常にポジティブな状況を生み出しているのです。

さらに、ファイナンシャル・プランナーの花輪氏は、親と同居するメリットを強調します。彼女は首都圏の高い生活コストを考えると、同居は生活費の削減だけでなく、両者にとって精神的な支えにもなると述べています。この結果、LITS(LIving Together Single)という新たなライフスタイルが、現在の経済環境や超高齢社会の中で注目されることになるでしょう。

調査結果には、ネガティブな意見が少数派であることも示されています。多くの人々が、親と同居することを恥じることなく、家族の絆を大切にしつつ、自分の生活や価値観を守る方法として選んでいるのです。このポジティブなライフスタイルは、今後も広がっていく可能性が高いと期待されています。

会社情報

会社名
株式会社タイムカレント
住所
東京都中央区月島3-2-4SUNNY-SPOT 1F
電話番号
03-5859-5096

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