MIRARTHエナジーソリューションズと札幌市の提携について
MIRARTHエナジーソリューションズ株式会社(以下、MES)は、北海道札幌市との間で新たな電力供給契約を結びました。この契約は、「オンサイトPPA方式」によるもので、札幌市の円山動物園にて設置されている太陽光発電所を利用し、同施設内で生成される再生可能エネルギーを供給するものです。
契約内容の概要
具体的には、円山動物園内のカバ・ライオン館に設置された49.5kWの太陽光発電所が発電する電力を、札幌市が購入します。この取り組みにより、札幌市は新たな再生可能エネルギー源の拡大につながることが期待され、2050年にはゼロカーボンシティを達成するための重要な一歩となります。
札幌市では、2021年に策定された「札幌市気候変動対策行動計画」に基づき、2030年までに温室効果ガス排出量を2016年比で55%削減するという目標を掲げています。この高尚な目標を支えるため、様々な施策が強化・実施されています。
MIRARTHホールディングスの取り組み
MIRARTHホールディングスは、「サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸せにする。」という理念の下、住宅の供給や自然エネルギーの導入など、ビジネスを通じて社会課題の解決とSDGsの達成に貢献しています。エネルギー事業においては、2013年よりメガソーラー事業に参入し、発電規模を着実に拡大してきました。2021年にはバイオマス発電や風力発電事業にも進出しています。
さらに、2024年2月にはカンボジアに現地法人を設立し、カシューナッツの加工およびその殻を利用したバイオマス燃料化事業にも着手する計画です。これにより、地域との共生を図りつつ、事業領域を広げています。
環境への中長期的目標
MIRARTHホールディングスグループは、温室効果ガスの削減目標として、2030年度までに45%削減を、2050年度にはネットゼロを掲げています。このような目標は、持続可能な社会の実現に向けた重要な基盤です。
また、2060年までの日本全体のカーボンニュートラルの目指す中で、ATS(Asian Transport Systems)との連携や新たな取り組みを進めることも計画しています。
札幌市の自治体情報
札幌市は、秋元克広市長の下で、環境に配慮した都市計画を進めています。市の公式サイトでは、さらなる施策や取り組みについての情報も発信されています。市の目標達成に向けたさまざまなプログラムに加え、市民や企業との連携も重視されています。
最後に
この新しい電力供給契約は、MIRARTHエナジーソリューションズと札幌市が共に目指す持続可能な未来に向けた重要なステップです。今後も両者の協力によって、新たな環境施策が実現されることが期待されます。