キャッシュレス貯蓄の実態
2018-03-19 15:25:06

キャッシュレス派が圧倒的に貯蓄額を増加させる理由とは?

キャッシュレス派が圧倒的に貯蓄額を増加させる理由とは?



最近のJCBの調査結果から、2023年度の新たな消費傾向が明らかになりました。なんと、キャッシュレス派の貯蓄額は現金派の2.7倍にも達するというのです。この驚くべきデータをもとに、キャッシュレス派と現金派の違いや貯蓄意識の推移について掘り下げてみましょう。

貯蓄意識の高まり



全国の20歳から69歳を対象とした調査の結果、新年度の目標として最も多く挙げられたのが「貯蓄」で、2015年以降4年連続トップを記録しました。また、生活費の見直しや効率的な家事、ダイエットなども上位にランクインし、生活全般にわたる改善意識が広まっています。

具体的には、貯蓄目標が「0円」という回答が16.0%あった一方で、「100万円台」と「500万円以上」を設定した人もおり、平均貯蓄目標は168.7万円となりました。特に男性の目標額は212.4万円、女性は124.9万円という結果でした。年代別に見ると、30代の男性が265.8万円を目指す一方、女性では50代が155.9万円と、多様な意識が見られます。

キャッシュレス派の圧倒的優位



重要なのは、実際に貯蓄額がどれほど増えたのかという点です。全体での平均増加額が59.9万円である中、キャッシュレス派の増加額は87.6万円で、現金派の32.5万円の2.7倍という結果が出ています。特にキャッシュレス派の男性は105.3万円を記録し、現金派男性の36.1万円を大きく上回りました。

この差は、テクノロジーや便利さを重視する消費行動が背景にあると思われます。キャッシュレス決済は支出の管理が容易で、ポイント還元などの恩恵を利用しやすいため、余分な出費を避ける効果があるのでしょう。

消費者意識の変化



また、調査ではキャッシュレス派の約34.1%が自らのキャッシュレス社会への適応を認識している一方、現金派は40.1%がその実感を持っていないという結果も出ています。これからの社会では、キャッシュレス化が進むことでマネー教育や消費者意識も変わってくることでしょう。

最近では、「完全キャッシュレス」とした飲食店や無人コンビニも増えてきており、こうした新しい商業形態に対して肯定的な回答が多いことも興味深いです。

デートや旅行の支払いに対する意識



デートシーンにおいては、支払いをスマートに済ませることが重視される一方で、レジでのもたつきに対して否定的な意見が多いことが明らかになりました。特に女性は、デート中の支払いで「ワリカン」よりも「レジでのもたつき」にガッカリするとの回答が多く、現代のデート文化でもキャッシュレスが求められています。

旅行においても、現金の持ち歩きが不安だとの声が多く、67.4%が現金を避けたいと感じているようです。この傾向は、海外でのスリの被害や為替手数料の負担を考慮した結果かもしれません。

まとめ



キャッシュレス派が増加し、現金派との差が広がる中、貯蓄意識や消費動向、生活様式に顕著な変化が見られます。今後も、キャッシュレス社会が進むことで、私たちの生活や価値観にどんな影響を与えるのか注視していく必要があるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社ジェーシービー
住所
東京都港区南青山5-1-22青山ライズスクエア
電話番号

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