フィガロジャポンBWAアワード2024が選出した女性起業家たち
2024年、フィガロジャポンが主催するBusiness with Attitude Award(BWAアワード)の受賞者が発表されました。今年のテーマは「新しいスタンダードを築き上げる女性たち」。これは、これからの社会における働き方や生き方を革新し、次世代のロールモデルとなる女性たちに与えられる栄誉です。選ばれたのは、地域看護、事業承継、ITの分野で活躍する3名の女性起業家です。この受賞を機に、彼女たちの取り組みや考え方に焦点を当ててみましょう。
矢田明子 - 地域看護の先駆者
矢田明子さんは、CNCの代表取締役であり、一般社団法人Community Nurse Laboratoryの代表理事です。海外で一般的な概念である「コミュニティナーシング」に着目し、2011年から日本での実践を開始。彼女は、地域に密着した看護の必要性を強く訴え、現在では島根県を拠点に活動を広げています。彼女のビジョンは、全ての人々がその可能性を開くための「おせっかい」を展開することです。
山野千枝 - 事業承継の新プロセス
次に紹介するのは山野千枝さん。一般社団法人ベンチャー型事業承継の代表理事であり、企業のブランディングを手がける千年治商店の代表取締役でもあります。彼女は、企業や事業の価値を進化させてつなぐ「アトツギ」という新しい概念を提唱し、後継者たちの新規事業開発や業務改善の支援に注力しています。社会に新しい価値をもたらす後継者たちをサポートする姿勢は、業界の再生を促進する鍵となるでしょう。
やまざきひとみ - ITの未来を開く
最後に、やまざきひとみさんです。彼女はMs. Engineerの代表取締役として、オンラインでIT人材を育成するプログラムを提供しています。彼女の目標は、女性も男性と同等に稼ぐことが当たり前の社会を実現することで、ジェンダーギャップの解消に向けた取り組みを積極的に行っています。彼女が設立したコーディングブートキャンプ「Ms. Engineer」は、多くの女性に新たなキャリアの可能性を与えるものとして注目されています。
彼女たちの共通点
この3名の受賞者は、それぞれの分野で社会的課題に取り組み、新しい働き方や生き方を実践しています。彼女たちの活動は、次世代のロールモデルとして多くの女性に影響を与えており、未来の社会をより良くするためのインスピレーションを与えています。また、BWAアワードは彼女たちの活動を広く届ける場でもあり、さらなる社会的インパクトを生むきっかけとなることでしょう。
BWAアワードのこれから
フィガロジャポンのBWAアワードは、単なる表彰イベントにとどまらず、新たな価値観や働き方を共有するためのコミュニティを形成しています。受賞者を通じて、現代の女性がどのように自分の美学やビジョンを具現化し、社会に影響を与えているのかを知ることができ、今後の展望や変革を期待させるものです。これからもBWAアワードを通じて、女性たちの挑戦が続くことを望んでやみません。
さらに受賞者たちのインタビューや活動の詳細は、フィガロジャポンの特設サイトや1月号で紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。