フィリップスの新心エコー装置
2025-05-29 05:33:32

フィリップスが発表した新型ポータブル心エコー装置の魅力と機能

フィリップスが新型ポータブル超音波診断装置を発表



株式会社フィリップス・ジャパンは、2025年5月28日に循環器機能を強化したポータブル型超音波診断装置「Compact 5000シリーズ 2.0」をリリースすることを発表しました。これは、特に新生児や小児、体位変換が困難な患者にとって、ベッドサイドでの迅速かつ高品質な超音波検査を実現するために設計されています。

ポータブル性と高機能を両立


Compact 5000シリーズは、これまでの超音波診断装置が提供していた画質や機能を犠牲にすることなく、持ち運びやすいデザインを追求してきました。循環器関連の機能を拡張することで心エコー検査の効率化と再現性の向上を目指しています。これによりベッドサイドでの検査に求められる質の向上を見込んでいます。

主な機能と特長


1. 自動計測機能の搭載


新装置には、据え置き型機器EPIQ/Affinitiに搭載されていた自動計測・解析機能が盛り込まれています。その一環として、ルーチンで行われる多くの計測項目をAI技術によって自動化しているのです。具体的には、Auto MeasureやAutoStrain LVなどの機能により、手動の計測より最大51%の時間短縮が実現可能となったと報告されています。このように、迅速で効率的な検査実施が期待されます。

2. 3D経食道心エコーへの対応


また、Compact 5000シリーズ2.0では、経食道トランスジューサの使用を通じて3D検査機能を搭載しています。これにより、コンパクトサイズでも高精度の3Dイメージングが可能で、特に手術室やカテーテル治療など、スペースに制約がある現場でも活用できるでしょう。

3. 小児用トランスジューサの搭載


さらに、新生児や小児の心臓や頭部を検査するためのS12-4セクタトランスジューサにも対応しています。これにより、ポータブル性が求められるNICUでの利用も視野に入れた設計です。

フィリップス・ジャパンの紹介


フィリップス・ジャパンは、1953年に創業以来、健康と生活の質を向上させるための革新的な技術を提供してきました。特に超音波診断や画像診断、生体情報モニタなどの事業を展開し、日本の医療課題の解決に向けた取り組みを行っています。

別途、フィリップスの親会社であるロイヤル フィリップスは、ヘルステクノロジーのリーディングカンパニーとして、先進技術を活用した製品をグローバルに提供していました。

この新型Compact 5000シリーズ2.0の発表は、医療現場に革命をもたらす可能性を秘めており、今後の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社フィリップス・ジャパン
住所
東京都港区麻布台1-3-1麻布台ヒルズ森JPタワー15階
電話番号

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