糖尿病に関する認知度調査の結果発表
株式会社ヒューマンリンクが実施した「糖尿病アンケート」の集計結果が発表されました。この調査は2021年4月9日から4月30日まで行われ、2,466名の参加者からの貴重な意見が集まりました。この結果は、同社が運営する治験情報サイト「V-NET」にて公開されています。
調査の目的
本調査は、糖尿病に対する認知度や危機感を探ることを目的としました。糖尿病は生活習慣病のひとつとして知られていますが、一般市民がどれほど理解しているのかを把握することは、今後の健康管理や啓蒙活動にとって有意義な情報となります。
調査の概要
- - 調査期間: 2021年4月9日〜4月30日
- - 対象者: V-NET会員、アンケートモニターサイト訪問者
- - 有効回答数: 2,466票(内訳:男性1,403名、女性1,063名、平均年齢41歳)
認知度についての結果
糖尿病についての認知度を問う質問に対し、「原因や症状を含めよく知っている」と答えたのは944名(38%)でした。一方、名前程度は知っているとする回答は1,507名(61%)、そして知らないという回答はわずか15名(1%)でした。この結果から、多くの人が糖尿病について何らかの認識を持っている一方で、深い理解には欠けていることが見て取れます。
糖尿病になる可能性の認識
自身が糖尿病になる可能性については、1,539名(63%)が「あると思う」または「どちらかと言えばあると思う」と答えています。これに対し、「無いと思う」はわずか409名(16%)でした。特に、家族に糖尿病患者がいることが気がかりだという回答が296名(40%)の記録され、生活習慣の乱れや高血糖と言った要素も懸念点として挙げられました。
糖尿病に対するイメージ
参加者の糖尿病に関するイメージとして、最も多かったのは「食事や運動、服薬の管理が大変そう」という意見で330名が挙げました。また、合併症の不安や不摂生に対する偏見も多く見られ、全体的に糖尿病へのネガティブな印象が大きいことが分かりました。
結論
この調査結果は、糖尿病に対する認知の向上と健康教育の重要性を示すものです。特に、家族歴を意識することや日々の生活習慣の見直しが必要であることを多くの人が感じていることが確認できます。より深い理解と意識の啓蒙が求められる中、このような調査が行われることは非常に意義深いものと言えるでしょう。詳細な調査結果については、「V-NET」サイトでの発表が行われていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
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会社情報
株式会社ヒューマンリンクは、大阪府大阪市を拠点として臨床試験の被験者募集支援サービスを提供している企業です。生活習慣病についての認知向上を目的に、今後もこのような調査を続けていく意向を示しています。