アスエネが新機能「ESGマトリクス」を導入
アスエネ株式会社は、企業がより効率的にESG(環境・社会・ガバナンス)情報を管理できる新しい機能「ESGマトリクス」をクラウドサービス「ASUENE」に追加しました。この機能の導入により、企業は国際基準を基にしたESG情報を一元的に管理し、より明確に比較できるようになります。
ESGマトリクス機能の魅力
新たに搭載された「ESGマトリクス」機能は、CSRD(企業サステナビリティ報告指令)、CDP(気候関連の開示)及びSBT(科学に基づく目標設定)の各基準を横並びで比較し、各企業が収集している非財務データとの関連を明示化します。これにより、企業は国際基準とのギャップや共通の開示項目を明確に把握し、より効率的に報告書を作成することが可能になります。
特にESG情報の開示が急増している現在において、企業は情報の収集と整理を迅速に行う必要があります。この新機能はそのニーズに応える形で設計されました。
ESGマトリクス機能の背景
現代のビジネス環境においては、ESG情報の重要性が増しており、その情報開示は企業にとって不可欠な要素となっています。特に、欧州で導入された「CSRD」や国際的な「CDP」等、多様な基準が併存する中、企業が自身のESG情報を正確に管理することは困難を伴います。それゆえ、情報の「抜け漏れ」や「二重対応」が生じる恐れがありました。
アスエネはこうした企業の課題を受け、ESG情報を簡易に比較し、明確な対応状況を把握できるようにするためにESGマトリクスを開発しました。この機能により、特に異なる基準間の共通項や独自の要件を容易に解析できるようになります。
実用的な機能の実装
「ESGマトリクス」では、各基準に基づく設問項目が表示され、自らのデータとの関連性を簡単にユーザーが確認できます。これにより、共通・重複する情報、及び未対応項目が即座に把握でき、効率的な情報管理が実現します。
また、比較結果を基にした情報整理により、報告書の作成や外部審査対応における負担が大幅に軽減されます。今後は、さらに他国の基準への対応も進められる予定です。
ASUENEについて
アスエネが提供する「ASUENE」は、CO2排出量の見える化や削減、報告をサポートするクラウドサービスです。AIを活用した排出量の可視化や、国内外のさまざまな規制に基づく高度なコンサルティングを合わせて提供し、CO2見える化サービスの導入実績でも国内の多数の企業から評価されています。
さらに、アスエネはサプライチェーンマネジメントや転職プラットフォームなど、多様なサービスを展開しており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。 - アスエネ株式会社 -
会社概要
- - 会社名: アスエネ株式会社
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門1-10-5 KDX虎ノ門一丁目ビル WeWork 4階
- - 資本金: 83億円
- - CEO: 西和田 浩平
- - URL: ASUENE公式サイト