総務省が電波法施行規則を改正し、イノベーションを促進する新制度を提案
総務省が電波法施行規則を改正
総務省は2023年1月24日から2月24日までの期間、電波法施行規則等の改正案に関するパブリックコメントを受け付けました。対象となったのは920MHz帯の空間伝送型ワイヤレス電力伝送システム(WPT)の屋外利用を可能にする制度整備です。これに対して、合計11件の意見が寄せられ、それらの意見に対する総務省の見解も同時に公表されました。
意見募集結果の概要
改正案は、屋内限定としていた920MHz帯のWPTシステムの使用制限を解除し、屋外での利用も可能となるようにするものです。これにより、特に工場や倉庫内でのセンサー機器への給電がより自由に行えるようになります。また、出力を制限することで、無許可での使用を可能とする方針も示されています。
地域のニーズに応える制度
総務省は、令和4年5月に既に920MHz帯を含む複数の周波数帯で制度整備を実施していますが、実際に普及が進んだ結果として現場のニーズが変化しています。特に設置場所の自由度を求める声が強まっており、今回の改正はその流れを受けたものと言えるでしょう。
電波監理審議会からの答申
意見募集を経て、電波監理審議会(会長:笹瀬巌慶應義塾大学名誉教授)に改正案が諮問されました。その結果、本日、原案通り改正することが適当であるとの答申が受けられ、今後は速やかに関係規定の整備が進む予定です。
今後の動きについて
令和8年度にはこの改正が実施される見込みで、これにより新たに法人や自治体がこの技術を活用し、様々な事業への導入が期待されます。特に環境に優しいワイヤレス給電技術は、持続可能な社会の実現に寄与する重要な要素となるでしょう。
まとめ
このような新しい制度は、電波監理に関するルールをより柔軟にし、技術革新を促進するものと位置づけられます。電波法施行規則の改正は、通信業界のみならずさまざまな産業に新たな活力をもたらす可能性が大いに期待されています。今後も総務省の動向に注目が集まります。