水明館が「旅館100選」で初の栄冠
2025年12月11日、岐阜県の下呂温泉に位置する水明館が「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」にて初めて総合1位を獲得しました。この賞は、旅行業界において最も権威のある評価基準の一つで、毎年全国の旅行会社から得られた投票の集計によって決まります。今回の発表は、第51回を迎える「旅館100選」企画によるもので、これまでの歴史の中で水明館が1位を獲得したのは初めてのことです。
賞の意義と選出の概要
「旅館100選」は、全国の旅行代理店が対象となり、毎年行われている投票によって選出されるランキングです。2025年は9月21日から10月31日までの間に、全国14,296ヶ所からの投票が集まり、もてなしや料理、施設、企画の各部門で評価が行われました。
今回、みごと「総合100選」の首位に立った水明館は、そのもてなし部門と料理部門でも1位を記録しました。同じく新潟県月岡温泉の白玉の湯泉慶・華鳳が施設部門、企画部門で1位となり、両施設がそれぞれの評価において高い評価を得ました。
競争の激しいランキング
昨年と同様の顔ぶれが上位に揃う中、2位は白玉の湯泉慶・華鳳、3位には福島県母畑温泉の八幡屋が入りました。また、8位の萬国屋(山形県あつみ温泉)と9位の大谷山荘(山口県長門湯本温泉)は、それぞれ昨年よりも1ポイント上昇と、安定感を見せています。特に大谷山荘は「もてなし部門」でも9位にランクインし、12年ぶりのトップ10返り咲きとなりました。
多角的な視点での評価
部門別100選では、特に水明館のもてなし部門と料理部門が高評価を得ており、他には「企画部門」で大谷山荘が初めてのトップ10入りを果たしました。このように、各施設の独自性やサービスが光っており、旅行客にとって魅力的な選択肢が揃っていることも益々期待を寄せます。
その他の注目情報
加えて、同日に発表された「観光施設100選」では、沖縄県読谷にある御菓子御殿が初めて首位に選出されました。また、優良観光バス30選では名阪近鉄バス(名古屋市)が5年ぶりに、山形県の最上峡芭蕉ライン観光が水上観光船30選で5年連続で1位を獲得しています。これらのランキングは、旅行新聞新社の公式サイトでも詳細が確認できます。
まとめ
水明館の総合1位獲得は、地域観光や宿泊施設の充実を反映するものであり、多くの旅行客に新たな旅行の機会を提供しています。観光の魅力を再認識し、これからの旅行計画に水明館を候補に加えてみてはいかがでしょうか。