那覇市のLINE活用
2021-09-02 07:24:35
那覇市で進化した行政サービス、LINE活用法の新時代
進化する那覇市の行政サービス
日本の行政サービスがデジタル化の波に乗り、住民とのコミュニケーション手段としてLINEを活用する動きが広がっています。その代表例として、那覇市がコモン・クリエーション合同会社とT&Cテクノロジーズ株式会社と結んだ業務提携が挙げられます。2021年7月にサミットを経て、 那覇市のLINE公式アカウントを活用した『LINE SMART CITY GovTechプログラム』の導入が進められているのです。
LINE SMART CITY GovTechプログラムとは
このプログラムは、自治体向けに開発されたもので、LINE Fukuoka株式会社が無償で提供しているソースコードを基にしています。これにより、自治体が住民に向けて必要な情報をより効率的に発信できるようになります。具体的には、子育てやイベント、ゴミの分別に関する情報をLINEを通じて配信する機能や、住民からの通報を受け付ける仕組みが整備されることになります。
住民との新たなコミュニケーション
那覇市が提携を開始した背景には、地域住民との関係を強化したいという強い意図があります。自治体の情報発信だけでなく、住民が自ら参加できる仕組みを作ることで、より双方向のコミュニケーションが可能となります。例えば、住民が道路や公園の損傷を通報したり、ごみ分別に関する問い合わせができるチャットボットの導入が予定されています。これにより、住民は自宅にいながらも市のサービスにアクセスしやすくなるのです。
災害時の対応も強化
さらに、LINEを活用した情報提供は災害時にも役立ちます。避難行動に関する情報を迅速に提供できるため、住民の安全を確保する助けになるでしょう。このような機能は、特に自然災害が頻発する昨今において、自治体として重要な責務であると言えます。
プログラムの今後の展開
コモン・クリエーション合同会社は、行政サービスのデジタル化を進めるため、引き続きこのプログラムの導入を進めていく方針です。今後は、那覇市だけでなく、他の自治体への展開も視野に入れており、さらなる支援を検討しています。
企業背景
コモン・クリエーション合同会社は2020年に設立され、ウェブサイトやソフトウェアの開発無常をが体に加え、行政向けのサービスを多岐にわたって展開しています。一方、T&Cテクノロジーズ株式会社は2019年に設立され、WEBやモバイルの受託ソフトウェア開発を中心に事業を行っています。
この業務提携により、那覇市の行政サービスがどのように進化していくのか、今後の動向に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
-
T&Cテクノロジーズ株式会社
- 住所
- 沖縄県那覇市銘苅2-3-1那覇産業支援センター411
- 電話番号
-
098-943-8279