Launch1000の選出案件
2026-05-22 10:46:16

東京大学が選出した5件のスタートアップ支援プログラム「Launch1000」

「Launch1000」とは



東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下、東大IPC)が文部科学省の支援を受け、研究者向けの技術シーズ商用化プログラム「Launch1000」を実施しています。このプログラムは、創業前後の段階にある研究者や学生を対象とし、グローバル市場での成長を目指すスタートアップの創出と育成を目的としているのです。

「Launch1000」では、大学や国立研究機関が持つ優れた技術の商用化を促進するため、最大1,000万円のノンエクイティ資金を提供します。さらに、東大IPCが事業構想や知財戦略、パートナー企業の開拓など、実務面での支援も行います。これにより、参加者はスムーズに国際展開を計画し、将来的には海外市場でのExitも視野に入れることが可能となります。

採択された5つのプロジェクト



最近、全国の大学や研究機関から120件の応募があり、その中から技術の独自性や社会実装の可能性、グローバル市場での成長見込みを考慮して、5件のプロジェクトが選ばれました。これらのプロジェクトには、以下のような研究が含まれています:

1. 久保 龍哉 氏(東京大学) - メモリで計算する省電力AIハードウェア開発
- 従来の高価なGPUに代わる、メモリを利用した新しいハードウェアを開発します。これにより、知能ロボットへの組み込みが容易になります。

2. 照月 大悟 氏(信州大学) - 生物模倣の動的ガスセンシング技術
- 昆虫の羽ばたきから生じる気流を利用して、高精度なガス検出を実現します。インフラ点検や安全管理に貢献することを目指します。

3. 松本 崇弘 氏(九州大学) - バイオマスからのメタノール・水素製造
- 環境に配慮したグリーンメタノールと水素を低コストで製造する技術を開発します。

4. 森本 康一 氏(近畿大学) - 骨からリン酸回収技術
- 自国で安全にリン酸を供給できるための技術を開発し、経済安全保障に寄与します。

5. 矢野倉 伊織 氏(東京大学) - 「Physical AI」の新たな社会実装
- 自動化を容易にする次世代ロボットシステムを開発し、専門家不在でも動作できる環境を構築します。

先行支援案件の紹介



さらに「Launch1000」では、東京大学の卓越教授 相田卓三氏の超分子プラスチックの商用化が進行中です。このプロジェクトは、従来のプラスチックの環境負荷を軽減する新素材の開発に焦点を当てており、既に多くのノンエクイティ資金が調達されています。今後は素材の最適化やパートナー企業の開発を進め、グローバル市場での応用を図る予定です。

まとめ



「Launch1000」は、研究者が持つ技術を実際に市場へと送り出すための重要なプログラムです。採択されたプロジェクト群は、今後の商用化に向けた実務支援を受け、グローバルな成長を目指します。東大IPCは、これまでの経験を活かし、さらに多くの革新的なスタートアップの支援を行っていくことでしょう。


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会社情報

会社名
東京大学協創プラットフォーム開発株式会社
住所
東京都文京区本郷7-3-1東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
電話番号
03-3830-0200

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