SLASH VISIONが香港フィンテックウィークに出展
SLASH VISION PTE. LTD.は、2025年に開催される「香港フィンテックウィーク x StartmeupHKフェスティバル」にブースを出展することを発表しました。この出展は、香港市場での事業拡大を目指したものであり、同社が重点的に取り組んでいる暗号資産の分野における国際競争力を高める意図があります。
香港の暗号資産市場の現状
最近の香港では、2023年に個人投資家向けの暗号資産取引が解禁され、12月にはステーブルコイン発行者に向けた規制ガイダンスが発表されました。香港は、国際的な暗号資産市場の中心地としての位置を確固たるものにしており、特に仮想資産サービスプロバイダー(VASP)向けのライセンス制度導入により、他の地域に比べてより先進的な規制を実現しています。
メガバンクとの関係強化
多くの主要金融機関、例えばHSBCやスタンダードチャータードなどは、暗号資産関連のサービスに対して活発な関与を示しており、伝統的な金融とWeb3の融合が進んでいます。この流れは、香港の規制環境がクロスボーダー決済や、分散型金融(DeFi)を含むステーブルコインの普及に有利であることを示唆しています。
ステーブルコインの可能性
「お金のインターネット」としてのステーブルコインは、価値の移転をよりオープンにし、持続的に結びつける役割が期待されています。日本においても、特にデジタルネイティブ世代は金融の考え方に変化があり、キャッシュレス決済の比率は42.8%に達しました。この動きは、現金中心からデジタル中心への大きな転換を反映しています。
しかし、日本のデジタル決済はまだ多くのサービスが個別に、閉じたエコシステムを形成し、全体的な相互運用性に欠けています。QRコード決済の普及が進む中で、PayPayがシェア49.5%を占めるなど市場は活性化していますが、各サービスの利用範囲が限られています。
そこで次なるステップとして、高度に相互運用可能なステーブルコインの採用が考えられます。スマートフォンを利用する世代にとって、国境を越えて瞬時に送金できる安定した価値のあるステーブルコインは、電子マネーやQR決済の進化形となるでしょう。
SLASH VISIONの目指す未来
SLASH VISIONは、この「お金のインターネット」を日本で実現するため、Web3時代において最も信頼されるインフラを構築することを目指しています。セルフカストディを基本にしつつ、国際的な規制フレームワークに高い互換性を持った技術を提供することで、暗号資産決済のパイオニアとして日本市場からアジア、さらに香港市場を通じてグローバルな展開を加速する予定です。
SLASH VISIONについて
- - 名称: SLASH VISION PTE. LTD.
- - 所在地: 18 ROBINSON ROAD #20-02 18 ROBINSON SINGAPORE (048547)
- - 代表者: CEO 佐藤 伸介
- - 事業内容: セルフカストディ方式で暗号資産・ステーブルコインを利用できるクリプトクレジットカード『SlashCard』の開発・提供
- - 資本金: SGD 8,373,846
- - 設立年月: 2023年7月28日
- - ウェブサイト: slash.vision
本件に関するお問い合わせは、SLASH VISION PTE. LTD.までどうぞ。メールアドレスは
[email protected]です。