自分だけのおもちゃを作るプロトタイピングワークショップ
先日、6名の小学生を対象に『自分だけのおもちゃをつくる!』というプロトタイピングワークショップが開催されました。本ワークショップは、子どもたちの創造力を育むことを目的に、あらかじめ用意された工作素材と、プログラミングを簡単に体験できる工具VIVIWARE Cellを使ってプロトタイプを形にしました。
アイデアの発想から始まる
まず初めに、子どもたちは新しいおもちゃのアイデアを考えるフェーズに入りました。しかし、ゼロからの発想は簡単ではありません。そこで登場したのが『強制発想サイコロ』です。このサイコロには『動作』『対象』『結果』がそれぞれ書かれており、振ることで新しいアイデアが次々と生まれました。例えば、「手の動きに反応して光る宇宙人」や「暗くすると吹っ飛ぶ校長先生」というユニークなおもちゃのアイデアが次々と誕生しました。これにより子どもたちは楽しみながら、これまで考えたことのない発想を手に入れることができました。
プロトタイプ制作の挑戦
次に、考えたアイデアを具体的に形にする作業に移ります。用意された材料として、紙やダンボール、セロファンなどがあり、それらを組み合わせてプロトタイプを作ります。さらに、VIVIWARE株式会社のメンバーがサポートし、VIVIWARE Cellを使用して、タブレット端末から「音を鳴らす」「移動させる」などの動きを設定しました。子どもたちは思い思いの形でプロトタイプを手がけ、独自の世界観を表現しました。
子どもたちの創造力がキラリ
完成したプロトタイプの発表では、子どもたちがそれぞれの作品を紹介しました。「色を判別して音が出るアクセサリー」や「光りながら走るロボット」など、個性豊かなおもちゃが並び、説明をする様子はとても誇らしげでした。また、今回のワークショップでは、ある参加者が150分という限られた時間内で並行して2つのプロトタイプを制作するなど、驚くべき創造力を発揮しました。これは並行プロトタイピングと呼ばれ、複数のアイデアを同時に形にして効果的に学ぶ手法です。
S&D Prototypingの理念
本ワークショップは、S&D Prototyping株式会社によって主催されました。私たちは、優れたプロトタイピングには創造性が必要だと考えています。この創造性は、子どもたちの持つ迅速かつ反復的なマインドセットから学べるものと信じています。そのため、子どもたちのプロトタイピングを通じて、大人もより創造的になれると考え、今回のワークショップを開催しました。
会社概要
- - 社名: S&D Prototyping株式会社
- - 所在地: 東京都世田谷区池尻2丁目4-5 IID 世田谷ものづくり学校
- - 設立: 2021年7月
- - 代表取締役: 三冨敬太
- - 事業内容: プロトタイピング研究・コンサルティング・伴走支援
- - ビジョン: 創造性を持った生産社会を目指す。
VIVIWARE Cellとは
また、VIVIWARE Cellは、アイデアを具現化するためのプロトタイピングツールであり、楽器やロボット、デジタルアート作成など、さまざまな用途で活用されています。自分のアイデアを気軽に試作できるこのツールは、創造力を引き出す力強いサポーターです。
詳細については、
VIVIWARE公式サイトをご覧ください。