LINE WORKS AI相談室開設
2024-06-27 16:58:22

LINE WORKS、生成AIを活用したAIエージェント「AI相談室」をLINE WORKS公式サイトに開設

LINE WORKS株式会社は、ビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供している企業です。同社は、本日「LINE WORKS」サービスに関するさまざまな相談や営業活動に役立つ情報を生成AIによって支援するAIエージェント「AI相談室」を、同社の公式WEBサイトに開設したことを発表しました。

「AI相談室」は、「LINE WORKS」の公式WEBサイト上に実装された生成AIエージェントです。同社が取り組むAI事業における新規プロジェクト「WORKS AI Project」の一環として開発された製品プロトタイプで、社内にあるさまざまな情報を活用し、ノーコード・ノープロンプトでRAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)を構築しています。LLM(大規模言語モデル)には最新のChatGPTを採用しており、生成AIを通じて最適化された回答を得ることが可能です。

「AI相談室」では、「LINE WORKS」の300件を超える導入事例や活用ガイドなどの資料をRAGに登録しており、「LINE WORKS」に関するさまざまな疑問に対する回答を生成AIによって導き出します。これから「LINE WORKS」の利用を検討されている方々の疑問に答えるだけでなく、自社と同じ業界のユーザーによる「LINE WORKS」の活用方法や、「LINE WORKS」の営業提案に役立つ参考情報などを生成AIが提供することで、さまざまなシーンで活用できます。

「AI相談室」は、生成AIによって回答を導き出す“社内のサポート役”を担い、「LINE WORKS」に関連するさまざまな質問に的確に答えてくれます。丁寧な前処理を独自の技術や知見を駆使して行うことで、AIエンジニアは精度の高い回答を返すRAGの開発に成功しました。

外部データソースとして、「AI相談室」では、「LINE WORKS」公式WEBサイト上で公開しているコンテンツ(ヘルプセンター、導入事例、セキュリティホワイトペーパー、LINE WORKS Developersなど)を使用しています。例えば、ユーザーが「〇〇業界において他社はどのように LINE WORKSを利用しているかを知りたい」と質問した場合、AIは300件以上の「LINE WORKS」の公開事例の中から、最適な情報を整理して回答します。また、回答に「外部との連携を活用している」という内容が含まれる場合、「外部との連携はどのように行えばよいか」と質問すると、設定手順について外部データソースを元に整理した上で回答します。回答の元になった参照先の「LINE WORKS」公式ガイドのリンクなども合わせて案内されます。これにより、営業活動において、従来は人力で試行錯誤しながら行なっていた提案資料の作成や提案シナリオの検討を効率的に行うことが可能になります。

「AI相談室」の安全性については、RAGは国内で管理されており、公開情報(「LINE WORKS」公式WEBサイト上で公開しているコンテンツ)を使用して回答を生成しています。回答の正確性向上を目的としたチューニングを行うため、回答データを同社が閲覧することがあります。LLM(大規模言語モデル)には最新のChatGPTを採用しており、LLMに送信されたデータの取り扱いについては、LLM提供企業の利用規約、プライバシーポリシーなどが適用されます。

同社は、今後も蓄積しているAI技術のノウハウを活かし、お客様の環境や用途に応じてAIエージェントを柔軟に活用いただけるような製品・サービスの提供を検討しています。”AIの民主化”を目指して「LINE WORKS」サービス機能や「LINE WORKS AI製品」に生成AIを活用し、より業務効率性・生産性の高い「はたらき方」を提案していく方針です。


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