木の家づくりの未来を切り拓くAQ Groupの挑戦と展望

AQ Groupが創る木の未来

株式会社AQ Groupの代表取締役社長、宮沢俊哉氏が発表した年頭所感によると、2024年は同社にとって大きな進展の年となりました。特に、物価上昇や円安といった流れの中、住宅業界は多くの困難に直面しています。しかし、AQ Groupはその中でも特異な存在であり続けています。

日本初の純木造8階建てビル

2024年3月、AQ Groupは日本初となる純木造8階建て本社ビルを竣工しました。このビルの建設には、一般流通材のみが使用されており、鉄やコンクリートは一切使われていません。これにより、AQ Groupが掲げる「木造建築の復興」が新たなステージへと進化しています。この建物は国内外で注目を集め、メディアや建設業界から高い評価を受けているのです。

新たな技術と研究所の設立

また、2024年6月には木造建築技術研究所がオープンし、AQトラス架構によって広い無柱空間を実現しました。そして、日本初の木造専用500kN複合試験機も導入され、様々な構造試験が行える環境が整いました。このように、AQ Groupは常に新しい技術に挑戦し続けています。

多様な住宅ブランドの展開

AQ Groupは、主力ブランド「AQURA HOME」だけでなく、高級邸宅ブランド「AQレジデンス」、高コスパ住宅の「AQ HAUS」といった新ブランドを展開し、多様なニーズに応えています。特に「AQダイナミック構法」は木造建築の技術から誕生したもので、広く自由な空間を生み出すことに成功しました。

中大規模木造建築への挑戦

さらに、AQ Groupは中大規模木造建築の分野にも進出しています。「木のみ構法」を開発し、2024年7月には初の木造マンションシリーズ「AQフォレスト」の工事が開始されました。ここでの成功は、マンション業界に新しい風を吹き込むことでしょう。

未来への展望

2024年度の業績は過去最高の売上高を見込んでおり、これは多くのお客様に選ばれた証といえます。また、2025年には建築基準法の改正が施行され、業界全体での技術力が求められることになります。これを機にAQ Groupは第二創業期に突入し、さらなる挑戦を加速させる意向を示しています。

地球環境との共生

AQ Groupは「フォレストビルダーズ」という組織を設立し、地域の工務店や中小ゼネコンと連携しながら、持続可能な建築を推進していく方針です。このように、同社は「木造建築と、未来へ」というビジョンのもと、地球環境への配慮を重視しています。

今後、AQ Groupが提供する木造建築の技術が国際的に評価され、多くの国でスタンダードな方法となることが期待されています。次の50年に向けて、さらなる進化を目指すAQ Groupの挑戦は始まったばかりです。