女子小学生のフェムケアの実態を深掘りする新アンケート結果

女子小学生のフェムケアに関する新たな調査レポート

株式会社小学館の発行する少女まんが雑誌『ちゃお』が、女子小学生（JS）のフェムケアに関する重要な調査を発表しました。この調査では、月経やブラジャー、ムダ毛に関する高学年JSのリアルな悩みにクローズアップし、彼女たちの声を探ることを目的としています。2022年からスタートした「JS研究所」の一環として、これまでにない視点からのアンケートを実施しています。

高学年JSの生理の悩み

調査によると、10歳から12歳の高学年JSの3割以上が初潮を迎えており、その中で「出血の量が多い」という悩みが最も多く挙げられました。他にも「出血が長く続く」「月経痛」など、様々な問題が寄せられており、相談する相手は主に「友だち」が最も多い結果となりました。これにより、同世代との情報共有が彼女たちにとって重要なサポートとなっていることがわかります。また、彼女たちが知っている生理用品ブランドでは「ロリエ」が圧倒的な支持を受けていることもうかがえました。

ブラジャーに関する悩み

ブラジャーを着用している高学年JSは約4割を超えており、ここでも悩みが多く集まりました。最も多い悩みは「自分に合うサイズがわからない」というもので、次に「もっと大きい/小さいサイズが欲しい」という意見が挙げられています。ブラジャーに関する相談先は「お母さん」が多く、身近な人に頼る傾向が強いことが特徴です。最近では、インターネットやSNSを利用して情報収集するJSも多く、これまでの生活スタイルや悩みへのアプローチが変わりつつあることも示唆されます。

ムダ毛の悩みと関心

ムダ毛についての調査では、半数以上の高学年JSが何らかの悩みを持っていると回答しました。このトピックに関心が高い背景には、コロナ禍以降、人との対面の機会が増えたことが影響していると考えられます。また、ケアを実施している高学年JSの中で、主な方法として「カミソリ」や「除毛クリーム」を使用していることが多く、家庭での自己ケアに積極的な姿勢が見受けられました。

編集部からのコメント

『ちゃお』編集部では、高学年JSが自分の体についての理解を深め、疑問を解消する手助けをしたいと考えています。彼女たちが抱える悩みや疑問について、これからも誌面や『ちゃおプラス』で取り上げていく予定です。「どんなブラをつければいいのか？」といった質問や、ムダ毛に関する悩みについても、解決策を提案し、一緒に考えていきます。今後も女子小学生たちのリアルな声を反映させたコンテンツ作りに注力していきます。

JS研究所とは

「JS研究所」は、小学館が発行する『ぷっちぐみ』と『ちゃお』の編集者が集まり、女子小学生のリアルな実態を探るプロジェクトです。定期的に読者アンケートを実施し、その結果を誌面作りやパートナー企業への情報提供に活用しています。毎月多くの読者からのハガキも集まり、フィードバックを大切にしたいと考えています。