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Time Innovationの新たなブロックチェーンサービス

2018年に開催された「JAPAN BLOCKCHAIN CONFERENCE」で、Time Innovationが新しいブロックチェーンサービスを発表しました。新設の同社は、ビーコンとスマートフォンアプリを活用し、時間の可視化とその価値への変換を目指しています。具体的には、独自の経済圏「Time」を構築することを企図しており、これにより消費者と加盟企業の両者にとってメリットのあるエコシステムを形成しています。

サービスの仕組み

このサービスでは、加盟店舗を利用する顧客に対して、滞在時間に応じたポイントを付与します。顧客は実際の滞在時間を通じて価値を企業に提供し、その対価としてポイントを受け取る仕組みです。一方、加盟企業は顧客の時間を活用し、集客や宣伝の効果を享受するとともに、時間をポイントに転換できるシステムを利用します。これにより、顧客にも企業にもウィンウィンな関係を生み出すことを目指します。

イベントでの議論

発表会には、同社の代表である松本漢紀氏、岸博幸氏、そして東国原英夫氏が登壇しました。岸氏はシェアリングエコノミーが流行する現代において、このサービスが既存ビジネスにシェアリングの考え方を取り入れている点で注文が付くと述べました。これに対し、東国原氏はサービスの理解に苦しむ一方で、ユーモアを交えた質問を投げかけ、会場を和ませました。特に「貯まったポイントは誰が払ってくれるの？」という質問は、参加者にわかりやすい説明を提供するきっかけとなりました。

観光業界への期待

この新しいプラットフォームは観光業界への導入も期待されています。かつて宮崎県知事として観光も手がけていた東国原氏は、「集客を継続させるのは難しいが、このサービスは一つの選択肢になるだろう」とコメントしました。岸氏も地域通貨の導入をあげつつ、「地域通貨を越える便利さを実現できる」と強調しました。

未来へのビジョン

「私たちは、皆様が生きる時代を証明することが使命です」と語った松本氏は、2022年7月にICOを実施し、10月からクラウドセールを開始する計画を発表しました。年内にはテスト運用を行い、来年度から本格的な事業展開を予定しているということで、今後の動きが注目されます。

Time Innovationの新サービスが、時間の価値をいかに変えるか、そして広がりを見せるのか、今後も目が離せません。

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