離れて暮らす家族の安否確認をサポートする『マモルバ』
株式会社OTERAが提供する新しい無料アプリ『マモルバ』が、家族の健康を見守る新たなツールとして注目されています。このアプリは、高齢者の最終スマホ利用時間を共有することで、離れて暮らす家族が簡単に安否を確認できる仕組みを提供します。
アプリの機能と特徴
『マモルバ』は、高齢者を見守る家族にとって、最終利用時間を自動で共有することで、日々の健康状態を見える化するサービスです。特に、スマートフォンに不慣れな高齢者でも、手軽に利用できるシンプルさを兼ね備えています。見守り側は、アプリが通知する最終利用時間をチェックするだけで、元気かどうかを確認できます。
必要な操作は、見守られる側がアプリをダウンロードし、連携コードを入力するだけで完了します。利用にあたっての煩わしい手続きは一切不要で、これにより、高齢者でも安心して使えるようになっています。また、すべての機能は完全に無料で提供されており、広告も表示されないため、持続的に利用できます。
プライバシーにも配慮しており、共有されるのは最終利用時間のみで、位置情報や通話履歴などの個人情報は取得しません。家族間の信頼関係を保ちながら、安心を提供するこのアプリは、特に離れて暮らす親がいる方にとって心強い存在です。
背景
近年、日本では少子高齢化と核家族化が進展しており、一人暮らしの高齢者が増加しています。厚生労働省の調査によると、2023年の時点で65歳以上の高齢者のおよそ28.7%が一人暮らしをしていると言われ、特に都市部や地方問わずこの問題は深刻化しています。
こうした状況下では、見守るべき親族や知人がなく、適切に供養されることなく亡くなる事例も増えており、これは新たな地域問題となっています。大阪市においては、無縁仏として扱われる遺骨の数が増加しており、社会全体で取り組むべき課題とされています。
このような背景から、OTERAは誰でも手軽に利用でき、自然な見守りが可能なアプリの開発を進め、訪問や連絡の負担を軽減する手段を提供しています。
今後の展望
今後、『マモルバ』ではさらに機能が追加される予定です。一例として、一定の時間利用がない場合に通知する異常時通知機能や、緊急連絡ボタンなどの実装が計画されています。また、1対多数の見守り機能の導入も検討されており、より多くの人々に安心を提供することが期待されています。
『マモルバ』は、見守りの第一歩として「さりげなく」「簡単に」使用できるアプリとして、今後も多様な機能の向上を目指し、サービス展開を行ってまいります。この新しい生活インフラが、多くの家庭に安心を届けることを期待しています。
会社概要
株式会社OTERAは、神奈川県逗子市に本社を置き、代表取締役には武田啓が就任しています。詳細は、公式ウェブサイトやアプリのダウンロードページで確認できます。