デジタル時代の地域貢献プロジェクトが始動
高知県日高村において、一般社団法人まるごとデジタルが、地域の活性化を目指すプロジェクトを立ち上げました。この新たな取り組みは、住民が主体となって地域課題に向き合うという新しい形の地域貢献を実現します。プロジェクトは、クラウドファンディングを活用し、デジタル通貨を用いた独自の仕組みで展開されます。
背景と目的
近年、地方自治体は様々な地域課題に直面しています。人口減少が進む中、従来の行政サービスだけでは解決できない問題も増えており、住民自身の力で地域を支えていく重要性が高まっています。日高村はこの状況を受けて、地域住民が参加する「住民主導型地域づくりプロジェクト」を開始しました。この取り組みは、単なる地域貢献活動を超え、住民自らが地域の課題に積極的に取り組むことで、持続可能な地域づくりを目指すものです。
プロジェクトの概要
このプロジェクトでは、住民が提案した地域貢献活動が採用され、その活動を実現するための資金をクラウドファンディングで集めます。目的は、住民や地域のニーズに即した共助の力を引き出し、地域課題に対する直接的なアプローチを実現することにあります。具体的には、次のステップで進行されます。
1.
住民が地域貢献活動を提案
2.
日高村とまるごとデジタルが提案を承認
3.
クラウドファンディングを通じて資金を集める
4.
地域活動を行い、成功した際に住民にデジタル通貨を付与
住民の寄付によって支えられるこの仕組みは、地域内での経済循環を促進し、また行政へかかる負担を軽減する効果も期待されています。
実施スケジュール
このプロジェクトは、11月1日から地域貢献活動の募集が始まり、12月1日にはプロジェクトが本格的に公開されます。事業は、1月17日で完了予定です。この過程で、日高村とまるごとデジタルは参加者へ情報を提供し、スムーズな実施をサポートします。
また、プロジェクトが終了した際には、参加者や住民への評価が行われ、その結果は広く共有される予定です。これにより、他地域への広がりと同時に、今後の取り組みに活用される貴重なデータが蓄積されます。
連携団体と各役割
このプロジェクトには、高知大学やトラストバンク、CAMPFIREといった各種団体が連携しており、それぞれ専門知識をもって支援を行います。特にCAMPFIREは、資金調達プラットフォームとして活躍し、地域の声に耳を傾ける重要な役割を果たすことが期待されています。
お問い合わせ
地域貢献活動に関する詳細や申し込みについては、日高村役場の企画課にお問い合わせください。また、より詳しい情報は、まるごとデジタルの公式HPでも確認できます。地域を支える新しいカタチが、日高村から広がることを期待しましょう。