高齢者支援の新たな試み「Age-Well Designer」が介護現場に登場
介護業界に新風を巻き起こす実証実験
介護付きホームを運営する株式会社アズパートナーズと、シニア向けサービスを展開する株式会社AgeWellJapanが共同で、シニアの生活の質(QOL)向上を目指す実証実験を開始します。この実証実験は、2025年の2月1日から3月31日まで行われ、東京都新宿区にある「アズハイム神宮の杜」で実施されます。
この取り組みでは、アズパートナーズが展開する自立支援型の老人ホームに、「Age-Well Designer」という専門の人材が加わります。このデザイナーは、シニアの挑戦や新たな発見をサポートする役割を担い、医療や介護の枠を超えた未来的な生活環境を創出することを目指しています。
高齢化社会におけるシニア支援の必要性
日本は急速に高齢化が進んでおり、シニア向けの生活支援や介護サービスの重要性が高まっています。アズパートナーズは、シニアの理想の生活を具現化することで、彼らの自立した生活を支援しています。また、AgeWellJapanが掲げる「ポジティブに歳を重ねる社会の実現」と相まって、より質の高い生活を提供することが期待されています。
Age-Well Designerとは
「Age-Well Designer」は、シニアの生活改善を支援します。彼らは対話を通じてシニアの内面に潜むニーズや好奇心を引き出し、新たな挑戦の機会を提供します。このプロセスを通じて、シニアの自己効力感を育て、積極的な行動へと導きます。彼らは単なるアドバイザーではなく、人生の伴走者としての役割を果たします。
アズハイム神宮の杜について
「アズハイム神宮の杜」は、静かな住宅街に立地し、周囲には自然豊かな環境が広がっています。自立支援介護を導入し、高い在宅復帰率を誇るこの施設は、科学的根拠に基づいたケアを提供しています。また、夢をかなえるプロジェクトにより、入居者それぞれの希望を実現する取り組みも行っています。
実証実験の詳細
この実証実験の対象は、介護付き有料老人ホーム「アズハイム神宮の杜」に住む、状態が自立から要介護1程度の入居者です。期間中に、対象者とその家族からのヒアリングを行い、Age-Well Designerがそのデータを基に暮らしを設計し、一人ひとりのニーズに合った支援を提供します。
今後の展望
実証実験の成果をもとに、今後のサービス展開や改良点について議論が進められ、シニアの生活の質向上に向けた取り組みがさらに広がる予定です。
アズパートナーズの松元政美氏は、入居者らが自己肯定感を高め、より活動的になっている姿を確認し、手応えを感じています。AgeWellJapanの深瀬久博氏も、介護業界における変革が期待できるとし、持続可能な取り組みの重要性を強調しています。
ウェビナーのご案内
AgeWellJapanは、2025年3月31日に「超高齢社会のイノベーション」をテーマにしたウェビナーを開催します。このウェビナーでは、急速に進展する超高齢社会において企業が直面する課題と新たな戦略について議論します。オンラインで参加できるこの機会をぜひご利用ください。
ウェビナーの概要
- - 日時: 2025年3月31日(月)18:00〜19:00
- - 形式: オンライン(Zoom)/参加無料(事前登録制)
- - 登壇者: AgeWellJapan 代表取締役社長 赤木円香
会社概要
株式会社アズパートナーズ
介護業界でのイノベーションを追求する企業で、IoTシステムを用いて科学的介護を実践。詳細は
こちら。
株式会社AgeWellJapan
シニアのウェルビーイングを推進するサービスを展開。詳細は
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