日本初のグリーンハックイベント「GreenHackathon Tokyo」開催
2014年10月、東京都内で初の「GreenHackathon」が開催され、環境問題をITの力で解決しようとする取り組みが注目を浴びています。このイベントは、オープンガバメント・データの推進を背景に、官民一体となったグリーンIT産業の発展を目的として企画されました。
環境問題をデータで解決する
欧米では、大規模な環境データのオープン化が進んでおり、多くの企業や政府機関がそのデータを利用して、気候変動に立ち向かう新たなソリューションを創出しています。特に、バラク・オバマ元大統領が提唱した「気候データ・イニシアチブ」では、自由に利用できるデータが革新を生む源泉であるとの認識が示されています。日本においても、この流れを受け、グリーンIT技術を用いた環境問題解決への道が模索されていますが、まだ黎明期にあるのが実情です。
イベント内容とハイライト
「GreenHackathon Tokyo」では、約100名のエンジニアが集い、環境関連のデータを活用した革新的なITサービスの開発に取り組むことになります。特に、株式会社ウェザーニューズが提供する「PM2.5/黄砂API」や、大和ハウス工業が提供する「住宅API」などのデータがHackathon期間中に初めて公開されます。これらのデータを使用して、参加者が環境問題にどのように貢献できるか、アイデアを競い合う場となるでしょう。
エコを身近に楽しく
本イベントは、単なる技術的な挑戦にとどまらず、「エコをおもしろく」「身近に感じる」サービスを模索する場でもあります。ユーザーフレンドリーなアイデアや、時には斬新な提案も歓迎され、参加者には多様な視点からのアプローチが期待されます。このような“お祭り”の側面を持つイベントでは、参加者同士が切磋琢磨し、環境について新たな視点や解決策を見出す機会となります。
プログラミングが得意な参加者が集結
参加者の多くは、プログラマーとして働くプロフェッショナルや技術力に優れた学生たちで、イベントの募集開始から数日で定員に達するほどの人気を誇ります。ハッカソンでの競争は厳しいものになるでしょうが、その分、革新的なアイデアが誕生する期待が高まります。イベント終了後は、東京から新たなグリーンITサービスが世界に向けて発信されることを願っています。
開催概要
- - タイトル: Green Hackathon Tokyo
- - 開催日時: アイデアソン:2014年10月17日(金) 19:00-21:00
ハッカソン:2014年10月25日(土) 10:00-19:00 / 26日(日) 10:00-18:00
- - 開催場所: ヤフー株式会社アークヒルズ サウスタワー14階(港区六本木)
- - 定員: 100名
- - 参加費: 無料
- - 主催: Green Hackathon Tokyo実行委員会、株式会社リバネス
今後もGreenHackathonは日本各地で開催され、グリーンITの認知向上に寄与していく予定です。その進行に注目していきましょう。