高校生がゴミ拾いを真剣勝負!『スポGOMI甲子園2024・千葉県大会』が千葉県で開催
6月15日(土)、千葉県にて『スポGOMI甲子園2024・千葉県大会』が開催されました。このイベントは、3人1組のチームを結成した15~18歳の高校生たちが、制限時間60分の中で、規定エリア内のごみを拾い、その質と量をポイントで競う競技です。
今年は、25チーム、70名の高校生が参加し、熱戦が繰り広げられました。会場は、千葉県九十九里浜の本須賀海岸と作田海岸。穏やかな波が打ち寄せる美しい海岸ですが、同時に、漂着ゴミも多く見受けられました。
2連覇達成! 敬愛学園高校バドピンポンチームが優勝
優勝したのは、昨年から続く強豪チーム、敬愛学園高校のバドピンポンチームです。彼らは、昨年の経験を生かし、ポイント効率の良い燃えるゴミを中心に集中的に回収。その戦略が功を奏し、見事2連覇を達成しました。
優勝チームは、「BBQをした人が砂にごみを埋めていたりしていてそこを狙った。人間の心理的に人が見えないところに捨てるのではと思い、そこを狙った」と語り、作戦勝ちの様子が伺えます。
264kgのゴミを集め、海洋環境問題への意識を高める
大会全体では、264kgのゴミが回収されました。参加者たちは、海岸に散乱するゴミを見て、海洋環境問題への意識を新たにしたようです。「放置するのもよくないが隠す人がいるなんて」と語る参加者の言葉は、深刻な海洋ゴミ問題への警鐘を鳴らしています。
スポGOMI甲子園は、参加者たちにゴミ問題への意識を高め、行動を起こすきっかけを与えるイベントとして、大きな役割を果たしています。
全国大会へ向けて、さらなる飛躍を期待
バドピンポンチームは、11月に東京で開催される全国大会へ出場します。2連覇の勢いをそのままに、全国大会でも好成績を期待したいところです。
スポGOMI甲子園を通して、海洋環境問題への意識を高めよう
スポGOMI甲子園は、海洋ゴミ問題解決に向けた取り組みとして、重要な役割を担っています。参加者たちは、ゴミ拾いを通して、海洋環境問題について学び、自分たちにできることを考えます。このイベントが、多くの人々に海洋環境問題への意識を高め、持続可能な社会の実現に貢献していくことを期待しています。