現場帳票システム「i-Reporter」のアップデート
株式会社シムトップスは、現場帳票システム「i-Reporter」に新たにMicrosoftアカウント(Microsoft Entra ID)でのログイン認証機能を追加しました。この機能により、業務の効率化が図れるだけでなく、セキュリティ面でも大きな強化が実現されます。これからその詳細を見ていきましょう。
新機能のメリット
1. 自動ログインによる負担軽減
この新しいログイン機能を利用することで、作業者はMicrosoftアカウントから自動的にログインが行われ、手動でのログイン作業が不要になります。これによって、日常の業務負担が軽減されることが期待されています。
2. アカウント管理の簡素化
Microsoft Entra ID側でアカウントの管理が可能となります。具体的には、ログイン制限やパスワードの設定などを行え、その結果、i-Reporter側でのアカウント管理が不要となります。今まで管理者が行っていた手間を大幅に削減できるのは、大きな魅力と言えるでしょう。
3. セキュリティの向上
Microsoft Entra IDは多要素認証(MFA)を提供しています。この機能を活用することで、複数の認証要素を使用した強固なセキュリティが実現されます。万が一パスワードが漏洩しても、不正アクセスのリスクが大きく低減されるため、安心して利用できます。
対応アプリケーション
この新機能は以下のアプリケーションで利用可能です:
- - iOS版 i-Reporter App
- - Win版 i-Reporter App
- - ConMas Manager
- - ConMas Designer
Microsoft Entra IDの概要
Microsoft Entra IDは、Microsoftが提供するクラウドベースのIDおよびアクセス管理サービスです。これを利用することで、従業員はMicrosoftが提供するサービスを使いやすくなり、また複雑なセキュリティ管理が可能となります。新たに名前が変更されたEntra IDは、旧称Azure Active Directoryとして知られていました。
よくある質問
この新機能に関する質問も多く寄せられています。
アップデート手順は?
オンプレミス版の場合、サポートウェブでアップデートファイルが配布されていますが、特別な手順は必要ありません。クラウド版では、お客様側での手間は一切かからず、既にアップデート済みです。
並行運用は可能か?
現在のところ、従来のログイン方式とMicrosoftアカウントの併用はできないため、利用者はだれか一方を選ぶ必要があります。さらに、Microsoftアカウントを使用する場合、i-Reporterのパスワード欄は空欄にしても問題ありません。
まとめ
サービスはすでに4000社、20万人以上に利用されており、ペーパーレス化を推進するi-Reporter。これからも、シムトップスは現場の業務を効率化し、顧客のニーズに応えるべく多くの機能強化を行っていく予定です。今後も新たな情報をお楽しみに!